ツアー初Vなるか! 砂川公佑が単独首位に浮上(撮影:ALBA)
<Shinhan Donghae Open 3日目◇12日◇ジャック・ニクラス GC(韓国)>初優勝を狙うプロ7年目の砂川公佑が、自身初となる単独首位で最終日を迎える。この日は首位と4打差の8位からスタートし、ボギーなしの7バーディを奪って「65」をマーク。トータル13アンダーまで伸ばし、2位に1打差をつけた。
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2日目を終えたときには、「あした、もう少し伸ばしていけたら優勝争いはできると思う。最終日にチャンスが来たとき、しっかり攻めていけるように準備したい」と話していた。その言葉通り、3日目はしっかりとスコアを伸ばした。「ついに来ましたね。優勝争いが…」と満面の笑みを見せる。スコアだけを見れば、安定したプレーを続けたように見える。しかし、序盤は「粘った」ゴルフだった。出だしの1番をパーで滑り出すと、2番パー4ではティショットを左に曲げ、2打目はフェアウェイにレイアップ。3打目を4メートルにつけ、これを沈めてガッツパー。4番パー4でもティショットを右に曲げて木の近くに行きながら、3オン1パットのパーとした。それでも、6番で216ヤードの2打目を「ほぼオッケー」につけてバーディを奪うと、8番まで3連続バーディ。その後も11番、さらに上がり3ホールでバーディを重ね、リーダーボードを駆け上がった。最終18番パー5では、2打目を「狙い通り」にグリーン奥のバンカーへ。大勢のギャラリーが見守るなか、“砂イチ”でバーディを奪い、会場を沸かせた。海外の舞台で、十分に存在感を示した。大阪学院大ゴルフ部出身の28歳。プロ6年目だった昨季に初シードを獲得し、今年は自身初のフル参戦で戦っている。自称“ハムすけ”で、自身のインスタグラムのアカウント名も『@hamusuke0423』としている。その由来は、公佑の『公』。漢字を縦に離して見ると“ハ”と“ム”になることから、この愛称が生まれたという。このあだ名ができたときのエピソードを明かした。「小さい頃にハムスターを飼っていたんですけど、お母さんがハムスターの目薬に“ハム”(縦書き)って書いていたんですけど、お父さんが僕の“公”と間違えて、その目薬をさしたことがあるんですよ。それで、“ハム”。そういうことかってなって、そこからです。お父さんの目は何もなく大丈夫でした」。思わぬアクシデントをきっかけに生まれた、愛称“ハムすけ”。その名前と同じように、どこか親しみやすい人柄も砂川の魅力だ。トレードマークは“笑顔”の28歳。いつでも前向きで、ゴルフの戦いを心から楽しむ姿勢が特徴だ。最終日に向けても、「やっと楽しめる位置に来た。優勝争いの感覚を楽しむために練習しているので、あしたはしっかり楽しみたい」と話す。緊張感をにじませるよりも期待に胸を膨らませ、目を輝かせた。昨年の自身最終戦となった「カシオワールドオープン」では、大岩龍一とのプレーオフに敗れ、苦い経験をしている。10カ月ぶりとなる優勝争いの舞台。リベンジを果たすべく、笑顔の“ハムすけ”が攻めのゴルフで念願の優勝カップをつかみにいく。(文・高木彩音)