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松山英樹、石川遼が使っていた10年前のドライバーは今でも使える? 1.5万円以下で買えるキャロウェイの2モデルをガチ評価  #現代に通ずる名器を探せ

2026/09/15 18:00

約10年前に松山英樹と石川遼が愛用していたドライバーは現代で通用するのか?(撮影:GettyImages)

中古市場が盛り上がりを見せる日本のゴルフ業界。過去の名器や昔欲しくて買えなかったモデルなどが今では探せばすぐに手に入ることも多い。しかし、日々進化しているゴルフクラブの中で、中古クラブが通用するのか。ゴルフパートナー川崎野川店の協力を得てクラブを用意し、ギア好きクラブフィッター小倉勇人に試打・検証してもらった。 【写真】『XR』から『クアンタム』まで! キャロウェイ11年分のドライバーを一挙公開 ◇ ◇ ◇昔のクラブを打ってみて今でも使えるのかを検証するこの企画。今回は、2015年発売のキャロウェイ『グレートビッグバーサ』ドライバーと16年発売の『XR16』ドライバーを検証します。どちらのモデルも10年ほど前のモデルで中古市場にあれば、かなりお手頃の価格で手に入ります。『グレートビッグバーサ』ドライバーは、当時松山英樹が使用し、大きな話題になりました。当時のドライバーには、もっとつかまりを抑えた低スピンモデルが複数あったのですが、その中で比較的やさしいと言われていた『グレートビッグバーサ』を松山選手が選んだことにかなり驚いた事を覚えています。大きな特徴として、ソール後方にペリメーター・ウェイトと呼ばれるスライド式の可変ウェイトを搭載しています。非常に長いレールを持ち、つかまり性能を大きく変更できるので、ツアープロから初中級者まで幅広いゴルファーが使用できるモデルです。『XR16』ドライバーは石川遼選手が使っていましたね。飛行機や航空宇宙部門で有名なボーイング社と共同開発し、空力性能を高めたモデルです。大型ヘッドでも振り抜きが良く、ヘッドスピードが高めやすいとこちらも大きな話題になったのを覚えています。当時の記憶として、他のドライバーと比べて確かにフォローの抵抗が小さかったと感じた記憶があります。可変ウェイト、空力性能どちらも現在のドライバー開発には欠かせない定番テクノロジーであり、どちらも最新モデルの基礎を築き上げたドライバーと言って良いでしょう。果たして現代でも通用するのでしょうか!? 【キャロウェイ『グレートビッグバーサ』:現代での通用度★★★★☆ 高いアジャスト能力で使い勝手良し!】▼『グレートビッグバーサ』実測スペック長さ/45インチ重さ/303gバランス/D1.5川崎野川店での販売価格/11,947円(税込)お借りしたクラブのスペックは、純正シャフトのS。現行モデルと比べると、やや短い設定。ヘッドサイズは、ルール上限の460ccですが、投影面積が大きいモデルが多い現代のモデルとは異なり、奥行きが浅めなゲンコツ形状でアスリート向け!といった雰囲気があります。実際に打ってみると、現代にも通用するなかなかの強弾道。現代のドライバーと比べて重心距離が短いため、振り抜きが良くボールをとらえやすい印象があります。せっかくなんでペリメーター・ウェイトも動かして打ってみましたが、かなりの違いを感じられました。フェードポジションにすれば、しっかりつかまりを抑えた現代のモデルに近いヘッド挙動に仕上げられますし、ドローポジションにすれば、つかまりの良いモデルに早変わり。打ち出し角16度としっかり高さも出ていますし、レンジボールの特性上ややスピンが増えてしまうのですが、それでも3000回転前半なので、飛距離にちゃんとつながっています。自身のドライバーが3000回転前後で240ヤード台ですので、232ヤードというのは、かなり飛んでいる方です。むしろこういった小ぶりに見えるドライバーは現代ではほとんどないので、シャープな見た目でアジャスト能力が高く、程よくやさしいモデルをお探しなら大いにアリ!です! 【キャロウェイ『XR16』:現代での通用度★★★☆☆ オーソドックスなヘッドで扱いやすい】▼『XR16』実測スペック長さ/45.5インチ重さ/300gバランス/D3.0川崎野川店での販売価格/11,947円(税込)『XR16』ドライバーに装着されていたシャフトは純正のSRでロフト角は10.5°。スペックは現代の標準的なドライバーとかなり近い数値です。打ってみると、現代のクラブと比較して、非常に振りやすい印象。これは空気抵抗を少ないヘッドの効果と合わせて、慣性モーメントが現代のクラブよりもやや低い設定であることが影響していると思われます。今回同時に検証した重心距離が短く、ヘッドが動かしやすい『グレートビッグバーサ』とはまた違ったボールへの当てやすさと言いますか、芯付近でとらえやすい感覚がありますね。投影面積は適度に大きく、ミスへの寛容性も悪くないです。ボール初速も大きくは変わりませんが、スピン量が現代のドライバーと比較するとちょっと多くなりやすく、飛距離性能は少し劣る印象です。さほど強振しなくても長さと空力性能の高いヘッドの効果によってヘッドスピードが出やすいのがこのクラブの特徴のひとつですね。普段私は、頑張って振ってヘッドスピード44m/sぐらい出れば良い方ですが、特に意識せず、さらっと振って43.3m/sは結構うれしいです。飛距離的には、スピンが4330回転と多めでロスが大きく、226ヤードと物足りないですが、リシャフトすれば、現代のモデルと遜色なく使えそうです。 ■試打・解説小倉勇人おぐら・はやと/1978年生まれ、東京都出身。ゴルフ工房「リル・ガレージ」でクラブフィッター、クラフトマンをしながら、ゴルフライターとしても人気