神谷そらはプレーオフで涙の敗戦(撮影:米山聡明)
<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日◇20日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6565ヤード・パー72>佐久間朱莉との一騎打ちとなったが、プレーオフのセカンドショットでまさかの池ポチャ。昨年覇者の神谷そらに何が起きたのか。
【写真】神谷の2打目はこの池に吸い込まれた
プレーオフで右ラフに運んだ佐久間に対し、神谷はしっかりフェアウェイを捉えた。先に打った佐久間はグリーン右サイドに乗せるも、カップまでは20メートル近くあり、バーディチャンスとは言い難い状況だった。神谷にとってはピンを狙える絶好のポジション。「左足上がり、つま先上がり」のライから、残り110ヤードを46度のウェッジで抑えて打ったが、ボールは無情にもグリーン手前の池に入った。「ラインは出ていたのですが、上空で止まってしまったような感じがあった」。目に涙を浮かべながら、その状況を振り返った。それでも、正規の18ホールは見ごたえのある試合展開だった。先制ジャブを打ったのは、1打差から出た佐久間。スタートホールでバーディを奪い並ぶと、負けじと2番で神谷が取り返す。佐久間は4番からバーディ、イーグル、バーディで突き放す。一方、神谷は後半10番で痛恨のダブルボギーを叩いた。万事休すかと思いきや、「本当に必死だった」と、3つのバーディを奪いプレーオフに持ち込んだ。「10番で3つ取り返し、気持ちの面で切り替えができた。今までに比べて成長できたんじゃないかと思います」。惜敗にも、その戦いぶりには胸を張った。2週後にはメジャー第3戦「日本女子オープン」(宝塚ゴルフ倶楽部 旧コース)も控える。神谷にとっては未知のコースだが、「狭いって脅されている」と、最後は笑わせる一幕も。涙をぬぐい、コースを後にした。(文・齊藤啓介)