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スライスに悩む人こそマネしたい! 吉澤柚月の「上体を開いて頭を残す」フェード打ちの技術

2026/09/23 12:00

出球を左に出す、根っからのフェードヒッターの吉澤(撮影:GettyImages)

8月の「北海道meijiカップ」で悲願のツアー初優勝を飾った吉澤柚月。フェードボールで攻める彼女のスイングを、プロコーチの大西翔太が分析。アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。 【連続写真】上体を開きながら軸は右に残して左に振り抜く 吉澤のフェードスイング ◇ ◇ ◇左に打ち出してやや右に曲げて戻す、根っからのフェードヒッター。ダウンスイングで腰を切って上体も開きながら、強く左に振り抜き、持っている力をダイレクトにボールに伝えてつかまったフェードを打っています。左に打ち出していくので、アドレスでもその準備をしています。スタンスと腰はオープンにして、両ヒザと両肩は平行。左に振りやすい構えといえます。バックスイングはプレーンよりもやや外へ上げ、手元の高いトップポジションを作っています。切り返しは左足でリードしながら腰を切り、上体も緩やかに戻して左に振り抜きます。出球は左に出ますが、体の回転でフェースターンするので、左には絶対に曲げないというスイングと言えますね。調子が落ちると、アウトサイド・インのカット軌道が強くなってスライス。右に大きく曲がる球が出てしまいます。左に打ち出すには腰を切って、胸も回していくことがマスト。スタンスはオープンにしますが、フェースは開かず、どちらかといえばフェースを閉じた状態で振り抜きます。フェースが開いた瞬間に右から右へ、弱々しいスライスとなってしまうからです。また、ヘッドを上から入れてボールにぶつけていく分、フェースが閉じやすいスイングともいえます。加えて体幹をしっかりと使って、ゆったりとフェースをターンさせていくので、慣性モーメントの大きな今どきのクラブとの相性もいい。計算できるフェードを打ちたいなら、参考になるスイングです。腰を切って体も開きながらボールに力を伝えようとすると、上体が左に突っ込んでしまうアマチュアの方は多いと思います。これではカット軌道が強く、クラブも鋭角に入り過ぎるので、曲がり幅が大きくなって思うように飛ばせません。吉澤プロは、下半身は左足に乗りますが、頭は右サイドにあるビハインド・ザ・ボールで打っています。つまり、積極的に体は開いてきますが、軸は右に残っているわけで、左に振り抜いてボールをつかまえることができているのです。カットスライスで飛ばないという人は、彼女のように左に乗りつつ上体を残すことを意識するといいと思います。■吉澤柚月よしざわ・ゆづき/2003年生まれ、千葉県出身。2023年には、3度目のプロテストに合格した2003年生まれの“ダイヤモンド世代”の一員。26年に「北海道meijiカップ」でツアー初優勝を飾る。9月の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」ではプレーオフで敗れ、惜しくも2位に。三菱電機所属。■解説:大西翔太おおにし・しょうた/1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈、安田祐香、中村心を指導するツアープロコーチ。プロキャディもこなし、スイング理論や女子ツアーのトレンドに精通。