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タイガー・ウッズはなぜ自在に球を曲げられる? 女子プロが明かす『背中を丸める』アドレスの秘密 #ゴルフオタクでごめんなさい

2026/09/27 12:00

アイアンショットで弾道を打ち分けるタイガー(撮影:GettyImages)

ジュニア時代から独学でスイングを研究する“ゴルフオタク”植竹希望。マニアックな視点で、タイガー・ウッズの球を自在に曲げて操るアイアンショットのすごさについてたっぷり語ってくれた。 【連続写真】肋骨を引っ込めて背中を丸めることで、弾道を打ち分ける タイガーのアイアンショット ◇ ◇ ◇中学時代からユーチューブやインスタでPGAツアー選手のスイングを研究しています。それまではコーチに教わっていましたが、私は「なぜその動きが良いのか、悪いのか」を理解しないと練習が身にならない性格。「なぜ?」「どうして?」を突き詰めるうちに、独学で勉強するようになっていきました。最初に参考にしたのはタイガー・ウッズです。上下左右に球筋を操る技を盗もうと、スマホ画面に穴が開くほど動画集を見ていました。試行錯誤の結果、スティンガーショットはヘッドスピードやクラブ重量が必要だと分かり、筋力がない私には真似できないと諦めました。一方、球の回転方向とスピン量を調整すれば、球を高く上げる、左に曲げる、右に曲げる球が打てると理解し、3つの球筋を徹底的に練習するようになりました。球筋を打ち分けるポイントはアドレスです。それぞれの構え方は別の機会に紹介しますが、どの球筋を打つ際も「背中を丸める」ことがとても重要なんです。背中を丸めるコツは、単純に猫背にするのではなく、肋骨を後ろに引っ込めて肩を前に出すイメージ。実際にやってもらうと、腹筋に力が入るのが分かると思います。背中を丸めたら、テークバックで右肋骨を後ろに引き、切り返し以降は左肋骨を後ろに引きます。肋骨を動かし続けることで腹筋の力が抜けず、前傾姿勢を維持できるようになります。つまり、曲げ球や高い球を打つには、胸を下に向けた状態でインパクトすることが大切なんです。このアドレスやスイングのイメージは、通常のショットにも有効です。ダウンスイングで体が起きてしまう人は、肋骨を意識してみてください。ちなみに、球筋の操作を研究して気付いたのは「真っすぐ打つのが一番難しい」ということです。ストレートボールを打つには、フェースアングルもクラブパスもゼロにしなければいけないからです。その事実が分かってから現在に至るまで、私は「曲げて打つこと」を基準にゴルフを組み立てています。■植竹希望うえたけ・のぞみ/1998年生まれ、東京都出身。独学でスイングを研究するツアー屈指の“スイングオタク”。ジュニア時代にアダム・スコットに「オンリーワンにならないと強くなれない」と言われ、独学で学ぶようになった。2022年「KKT杯バンテリンレディス」でツアー初優勝。サーフビバレッジ所属。※『アルバトロス・ビュー』935号より抜粋し、加筆・修正しています。