バッバ・ワトソンが日本の飛ばし勢を称賛した(撮影:ALBA)
<リシャール・ミル チャリティトーナメント 最終日◇28日◇朱鷺の台カントリークラブ(石川県)◇6838ヤード・パー70> 主催者推薦で出場した米ツアー通算12勝を誇るレフティ、バッバ・ワトソン(米国)はトータル9アンダー・11位タイで4日間を終えた。
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2019年に日本で開催された米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」以来、7年ぶりとなる日本での戦い。「無事、終わることができて良い気分でここに立っている。でも、なかなか週末の2日間は良くなくて、ドライバーもパットもいまいち調子が悪かった。ただ、久しぶりの日本で気持ちよくプレーできたよ」と笑顔で振り返った。今大会では、日本ツアーのドライビングディスタンス上位選手と次々に同組となった。予選ラウンドの2日間は同3位の幡地隆寛、3日目は同2位の出利葉太一郎、最終日は同1位の河本力、同4位の永野竜太郎とプレー。また、予選ではポイントランキング1位で同じレフティの細野勇策ともラウンドした。日本人選手への印象を聞くと、「彼らのプレースタイルは好ましく感じた。私の若い頃も同じような感じで、遠くに飛ばしてスコアを作っていくスタイルだった。いまの私は歳を取ってしまって昔ほど飛ばなくなったが、彼らと一緒にプレーしたのは楽しかったし、彼らの輝く未来を見ることができてうれしい」と称賛した。ワトソンの姿をひと目見ようと、連日多くのギャラリーが帯同した。47歳となった今も豪快なドライバーショットで沸かせ、4日間の平均飛距離(13、16番ホールで測定)は304.8ヤード。初日には314.7ヤードを記録した。長く第一線で戦い続けられている理由については、「ラッキーでもあるよ」と報道陣を笑わせながらも、「体のケアに尽きる」と言う。「自分の思った通りに体が動いてくれることが何よりも大事だと思っている。トレーナーがついてくれていて、一日で大体2~3時間、体のケアに費やしている。そういったケアを続けていくことが長く戦えている理由なのかもしれない」と明かした。今大会はチャリティ活動にも力を入れている。大会を通じて集められた寄付金は、「一般財団法人リシャールミルジャパン財団」を通じて石川県と熊本県へ支援金として寄付される。ワトソンも大会前の月曜日にチャリティイベントへ参加し、「オークションもあったので、私のほうからいくつかアイテムを出品させていただいた。そこで入札していただいた落札額は、地震の被災者の方々に寄付をさせていただいている」と明かしていた。ワトソンは以前からチャリティ活動に積極的だ。ピンクのドライバーで知られ、キャディバッグやバイザーのロゴにも同色を取り入れている。その背景には、小児病院の建設を支援する活動がある。「子どもは素晴らしい存在だ。未来を担う、『子ども=未来』と考えている。私の子どもも実は2人とも養子なんだ。だから子どものためになるチャリティというのは非常に熱心に取り組んでいるし、今回のトーナメントに関して言うと、震災復興のためのチャリティということで、何かコミュニティのために私が少しでも力になれることがあればと思って、その思いも胸に出場した」チャリティ活動も、今大会への出場を決めた理由の一つだった。開幕前の水曜日にはキッズイベントにも参加。子どもたちの前でパワフルなショットを披露したほか、契約するPINGのグッズをプレゼントするなど交流を楽しんだ。プレーでも、チャリティ活動でも大会を盛り上げた4日間。「また日本でプレーする機会があればいいなと思っている」と、再来日への意欲を示した。再びワトソンが日本に来る日が待ち遠しい。(文・高木彩音)