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今平周吾が“カメ”に食いついた 香妻陣一朗、中野麟太朗も『TRTL』投入…パターの勢力図が変わる?

2026/10/01 12:18

今平周吾も“カメ”に食いついた(撮影:佐々木啓)

<ドラッグストア・コスモスカップ 事前情報◇30日◇グランフィールズカントリークラブ(静岡県)◇7156ヤード・パー70>男子ツアーのパッティンググリーンを覗けば、今やほとんどの選手がマレットタイプのパターを使用する。その中でも、“カメパター”で親しまれるオデッセイの新作パター『TRTL』の人気はすさまじい。 【写真】スコアラインの入りがちょっと違う? 現場で見た“カメパター” ある選手がカメパターを使っていると、仲のいい選手が集まり、手に取って試しに打ってみる。そんな光景が広がる。日本ツアー通算10勝の実力者・今平周吾も今週からテストし、プロアマにも持って行った。同社の『ストロークラボ TEN』を長らく使用する今平だが、時折ゼロトルクの先駆けでもある『L.A.B. Golf』を入れるなど、変化球も織り交ぜてきた。今回手にしたカメパターは、『Square 2 Square』のゼロトルク性能を融合させたモデルだった。雨の影響もありグリーンが重く、ロングパットの距離感はまだ慣れが必要そうだが、「座りもいいですし、ラインも合わせやすい。短い距離は打ちやすい」と、特にショートパットでの威力があるとのフィードバック。実際に練習グリーンでは、短い距離を仕留め続け、“コロン”とカップインの快音を響かせていた。香妻陣一朗も使用者の一人。8月の「Sansan KBCオーガスタ」から投入しており、「振りやすく、芯に当たり負けしない」と話す。平均パット数では常に上位に名を連ねるが、「去年からすごく悪くて」と、さまざまなパターを試していた。そうした中で、重永亜斗夢が使用していたパターを打ってみたところ思いのほかハマり、そのまま譲り受けたという。最近は、徐々によくなってきたと手応えも感じつつ、現在平均パットは『1.6820』の2位と結果にも表れている。オデッセイのツアー担当者によれば、「マレットが8割、ブレードは2割行くかどうか」というほど、トレンドは完全にマレットタイプになっている。そんな中、昨年11月にプロ転向した中野麟太朗は、今では少数派となったブレード型の『オデッセイ トライホット 5K ONE』を長らく使用していたが、「ANAオープン」からTRTLを手にした。ブレード型といえば、やはり操作性が魅力ではあるが、「操作ができなくなってきて、クラブにオートマチックに任せるようにしたい」という意図でチェンジ。その結果は「すごく真っすぐ飛ぶ。簡単に打てるようになった」と、効果は絶大だった。これまでクランクネックだったが、「ピン型のように打たないように。フェースバランスを取るために」ダブルベントネックを採用。これまでとは全く性格の異なるパターに仕上げ、よりオートマチックにカップを狙うための工夫が施されている。抜群の直進性、座りの良さ、これまでなかったウェイト調整も兼ね備えるカメパター。“カメ”の歩みとは思えないほど、ツアーでは急速に勢力を広げている。(文・齊藤啓介)