比嘉一貴が個人銀メダルを獲得した(JGA提供)
<アジア大会ゴルフ競技・男子 最終日◇3日◇春日井カントリークラブ 東コース(愛知県)◇7035ヤード・パー70>メダルの行方はプレーオフにもつれこんだ。トータル15アンダーの2位タイで終えた比嘉一貴、サドム・ケーオカンジャナ(タイ)、ディン・ウェンイー(中国)が延長戦を争い、比嘉が一番に抜け出して銀メダルを獲得した。
【写真】158cmでも飛ぶ! 比嘉一貴の1Wスイング
カップが切り替わってすぐのプレーオフの4ホール目。比嘉の5メートルのバーディパットは、スライスラインを描いてカップに沈んだ。あたりが暗くなり始めた日没間際に、両手を突き上げて喜びを爆発させた。米国男子ツアーの第一線で活躍するトム・キム(韓国)を追いかけた最終日は、6バーディ・2ボギーの「66」をマークしたが追いつけず。3打及ばなかった。「本当にすごかったです。PGAツアー選手の力を目の当たりにして、メンタルや技術の高さにあっぱれ」と賛辞を贈るしかない。目標としていた金メダル獲得に届かず、ホールアウト直後には「悔しさ」が募った。それでも、延長戦に切り替えた。「プレーオフの中では一番いい色のメダルを獲れた。“できることはやったな”という気持ちです」。個人戦のメダル獲得は2018年ジャカルタ大会の中島啓太(金メダル)以来2大会ぶり。団体戦でも銅メダルを手にした。アジアNo.1を決めるスポーツの祭典。「いつものトーナメントより一打一打のプレッシャーが大きかった。そのなかで臆さずに自分の力を出し切れたと思うし、最後はメダルを獲り切れたことに自信を持って、これからのトーナメントに戻りたいです」。日の丸を背負って戦った一週間を、主戦場で生かしていく。