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最終日は9H連続で1パット 大きいヘッドの“ツノ型”パターが生み出す最強の転がり【勝者のギア】

2026/10/05 14:02

申ジエが快挙を達成した 優勝に貢献した14本に迫る(撮影:鈴木祥、ALBA)

<日本女子オープン 最終日◇4日◇宝塚ゴルフ倶楽部 旧コース(兵庫県)◇6185ヤード・パー70>雨の中で行われた最終ラウンドで桑木志帆に追いつき、プレーオフ3ホール目でバーディを奪った申ジエ(韓国)が日本ツアー30勝目を挙げて永久シード選手の仲間入りを果たした。日本ツアーでは史上初のメジャー4冠も達成。記録と記憶に残る一戦は見ごたえ十分だった。 【写真】ツノ型のファントムさんが大仕事をやってのけた新1W全貌 最終ラウンドは後半の猛追が効いた。13番でバーディを奪うと、ここからなんとプレーオフの3ホールを含めてすべて1パット。プレーオフ1ホール目はカラーからだったが、圧巻のグリーン上が勝利を手繰り寄せた。ジエ自身もいちばん活躍したクラブにパターを挙げている。「最近、ショットは悪くないけど、パッティングが弱かった。いいチャンスでも外したり。ポジティブにいきたいけどたまに悪いイメージがでるくらい悪かった」と悩む時間が長かった中で、2戦前の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」でスコッティキャメロンの『ファントム5』を投入した。キャメロンのなかでも人気が高まっているマレットのツノ型。これが見事にはまることになった。「大きいヘッドのパターに替えて、よく練習もしたし、きのうも遅い時間までパッティングの練習をしたので、それがきょう決まりました」と安定の転がりが生み出された。プレーオフ2ホール目は2打目をバンカーに入れて3打目を寄せるもパーパットは2.5メートル。これを決めると、3ホール目は4.5メートルのバーディパットを強めにヒットし、歓喜の瞬間を迎えた。2025年はショットのうまさを示すボールストライキングで1位に輝くも、1ラウンドあたりの平均パットは57位と低迷。今季も23位と決して上位ではない。そんな状況を打開した『ファントム5』の貢献度は高かったといえる。ショットメーカーのジエらしく、長い番手は新旧モデルでそろえている。ドライバーは今季の新作でロースピンタイプのタイトリスト『GTS4』を使用。38歳となったいまでも鋭いスイングでティショットの安定感はピカイチだ。距離と方向性の安定性を総合的に示すトータルドライビングでは今季3位。ここもジエの強さといっていい。フェアウェイウッドは最新作のテーラーメイド『Qi4D』を入れるが、ユーティリティは23年モデルのテーラーメイド『ステルス2』をバッグイン。弾道の高低を自在に打ち分け、スピンコントロールも秀逸なジエを支えるクラブとなっている。「優勝して泣いたのは初めて」というほど喜びを爆発させた悲願の日本女子オープン制覇。「年齢を気にせずプレーできる」と永久シードを何よりも喜んだかつての世界ランキング1位が、再び黄金期を迎えるのか。【申ジエの優勝セッティング】1W:タイトリスト GTS4(9度 USTマミヤ The ATTAS V2 50S)3,5W:テーラーメイド Qi4D(15,18度 USTマミヤ The ATTAS V2 50S)4,5U:テーラーメイド ステルス2(22,25度 MCH 60S)6I~PW:キャロウェイ APEX TCB(Tour AD 65S)50,54,60度:タイトリスト ボーケイSM11(N.S.プロGH850S)PT:スコッティキャメロン ファントム5BALL:タイトリスト プロV1