左上から時計回りに吉澤柚月、藤本愛菜、都玲華、堀琴音、政田夢乃(撮影:鈴木祥、福田文平)
国内女子ツアーの2026年シーズンもいよいよ佳境に入ってきた。最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は今季優勝者、メルセデス・ランキング(MR)上位者、世界ランキング上位者のみが出場するため、来季のシード権を争う戦いはその前戦となる「大王製紙エリエールレディス」で終結を迎える。シード獲得となるMR50位内を目指す選手たちの動向を追っていく。
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あらためて、シード権の仕組みを見てみよう。毎試合ごとの獲得メルセデス・ポイントによって決まるMR上位50人が翌年のフル出場権を獲得。MR51~55位までは第1回リランキング(今年は6月のニチレイレディス終了時)までの出場権を獲得することになる。22年からシード選手を決める指標は賞金ランキングからMRに統一されており、試合ごとの賞金額が異なることによる不公平感をただす形となった。国内公式競技(メジャー)は優勝者に400pt、4日間大会では300pt、3日間大会では200ptと、出場人数や大会の規模感によって獲得ptが異なる。もちろん各順位のptもこの比率で配分が決まるため、残り4試合で、より重要となるのは4日間大会での結果といえそうだ。続いて、現状のシード争いを見ると、今季のシード選で、現時点で圏外にいるのは堀琴音(53位)、渡邉彩香(54位)、鶴岡果恋(55位)、全美貞(59位)、都玲華(61位)、山城奈々(62位)、内田ことこ(84位)、泉田琴菜(86位)、柏原明日架(99位)、大里桃子(106位)。脇元華(81位)と工藤遥加(108位)はそれぞれ特別保障制度(公傷)の関係で、今回の圏外からは除外される。初シード圏内にいるのは吉澤柚月(7位)、吉田鈴(9位)、藤本愛菜(16位)、倉林紅(23位)、宮澤美咲(24位)、政田夢乃(25位)、福田萌維(37位)、皆吉愛寿香(39位)、加藤麗奈(40位)で、残りの試合でシードを確実に獲得したいところだ。それではボーダー付近の選手を確認していこう。現在のMR50位は藤田さいきで363.99pt。シード入りのためには、まずはここが一つの目安になってくる。ちなみに昨年50位の都は最終的に487.71ptだったため、この数字も一つの目標となる。ちなみに、昨年のMR上位50人の中には、初シード選手が10人。菅楓華(昨季4位)、荒木優奈(同6位)、仲村果乃(同19位)、入谷響(同25位)、山城奈々(同26位)、高野愛姫(同31位)、稲垣那奈子(同39位)、工藤遥加(同45位)、泉田琴菜(同47位)、都玲華(同50位)が今季のシード選手としてプレーしてきた。上位陣が米ツアーに参戦するなど空洞化も危惧されたが、毎年新たなヒロインが誕生しているのも、また事実。では、この10人は、いまどうなっているのか。【初シード選手の今季MR】※10月4日現在・菅楓華 4位(1勝)・荒木優奈 5位・仲村果乃 15位・入谷響 26位(1勝)・山城奈々 62位・髙野愛姫 27位・稲垣那奈子 49位・工藤遥加 特別保証制度(公傷)中・泉田琴菜 86位・都玲華 61位菅、荒木、入谷の同学年トリオはそろって結果を残している。一方で、一年で陥落危機の選手も。ここからの踏ん張りが必要になりそうだ。◇今週の「スタンレーレディスホンダ」は3日間で、次週の「富士通レディース」は今年から4日間。「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」4日間、「樋口久子 三菱電機レディス」3日間。その後は日米共催で、日本ツアーメンバーの出場枠が富士通終了時のMR上位35人に絞られる「TOTOジャパンクラシック」を経て、3日間の「伊藤園レディス」、そして大王製紙エリエールレディスと続く。来季の職場確保を目指す熱いバトルから目が離せない。