談笑する細野勇策(左)と久常涼(撮影:米山聡明)
<ベイカレントクラシック 事前情報◇7日◇横浜CC(神奈川県)◇7322ヤード・パー71>国内男子ツアーのポイントランキング1位につけるレフティ、23歳の細野勇策が自身初の米ツアーに挑戦する。「すごく緊張するだろうなとは思っていますけど、4日間楽しく回れたらいい」と笑顔を見せた。
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9月28日時点のポイントランキング上位6人に入り、今大会の出場権を獲得。今年は米ツアーの予選会に出場する予定だからこそ、この舞台で戦えることは大きな経験となる。どんな試合でも優勝を狙う姿勢は変わらない。それだけに、今大会に向けて「特別なことに取り組むことはない」が、「1年を通して安定してプレーできるようにずっと取り組んでいるので、この試合も変わらず臨んでいます」と話した。今大会には東京五輪金メダリストで、メジャー2勝を含む米ツアー通算10勝のザンダー・シャウフェレ(米国)ら世界トッププレーヤーが出場している。そのなかで細野が憧れているのが、メジャー2勝を含め、米ツアー通算11勝を誇るコリン・モリカワ(米国)だ。その理由は「動画でしか見ていませんが、人間性がすごくいいという印象を持っている。さらに、勝負強さやゴルフの上手さは超一流。自分もそういう選手になれたらいいな」と明かす。今大会は予選カットがない。4日間の戦いのなかで「一緒に回れたらすごくうれしい」とほほ笑んだ。初日は「同い年で、10代の頃からずっと追っかけている存在」だという、米ツアーを主戦場とする久常涼と同組でラウンドする。練習グリーン上で顔を合わせると、笑顔で会話を交わす姿もあった。「彼は同学年のなかでもずっと最前線を走り続けてきている選手なので、本当に尊敬していますし、僕が日本ツアーに出始めたときには、もう欧州ツアー、PGAツアーに行っているので、なかなか一緒に戦うことがなかった。一緒に回れるのは、すごく楽しみですし、勉強したい」。自らの力でつかんだ米ツアーの出場権。同学年のトップランナーと同じ舞台で、多くのことを吸収するつもりだ。この4日間の戦いは、「自分がどのぐらい通用するのか」ということを確かめる機会でもある。「自分に足りないものだったり、ここから鍛えなきゃいけない部分も含めて、発見できたらいい」と見据えている。今季5月の初優勝を含めて、トップ10入りは5回。ポイントランキングでは、2位に315.125ポイント差をつけている。それでも「日本で一番上手いとは思っていない。貪欲な姿勢でずっと追いかけてきたことが、いまの1位につながっていると思う。これからも変わらず、努力し続けていきたい」。日本ツアーのポイントランキング1位として臨む初めての米ツアー。それでも、自らを「日本の一番」と位置づけることはない。貪欲に自分の現在地を確かめ、足りないものを見つけにいく。23歳の初挑戦が始まる。(文・高木彩音)