先輩・松山英樹の背中を追いかける(撮影:米山聡明)
<ベイカレントクラシック 初日◇8日◇横浜CC(神奈川県)◇7322ヤード・パー71>松山英樹が“次世代の選手たちに世界最高峰の舞台を体感してほしい”という熱い思いから主催したアマチュア予選会「Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS 2026」を制し、本戦を切符をつかんだ長﨑煌心(東北福祉大1年)が出場している。
【写真】松山組にはものすごい数のギャラリー
「点数をつけるなら60点か50点くらい」。初日は4バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「72」で回り、1オーバー・52位タイで終えた。「(バーディが)取れるホールで取れずに、ボギーを打ってしまった」と振り返った。8番のダブルボギーは、5番ウッドで打った2打目が木の近くへ行ってしまい、そこからのアプローチもうまくいかず、寄せきれなかった。「そこがきょうの1番悔しい、もったいないところだった」と悔やんだ。松山英樹の1組後ろからティオフ。スタートから多くのギャラリーが集まった。「すごく楽しかったです。1番では観客のみなさんが『長﨑煌心くん頑張って』って、すごく声をかけてくれました。最初は緊張していたけど、でも、前の組に英樹選手がいて、ギャラリーがすごかった。『こんなところで僕が緊張していられないな』と、そこから少しずつ緊張感が解けていったと思います」火曜日の練習ラウンドでは、松山英樹と2サムでプレー。会話を交わす場面も多く、長﨑のショットをたたえる松山の姿も見られた。ラウンド後には「どれを見ても『さすがだな』って思うようなショットを打っていて、僕がどれだけごまかしながらゴルフしているのか、明確に出ました」と話し、自身のゴルフを見つめ直す大きな刺激になった。この日の最終18番でも圧倒された。松山が約10メートルのパットを沈めてバーディで締めくくると、グリーンを囲む大勢のギャラリーから大歓声が巻き起こった。その光景を後ろの組で見ていた長﨑は「マスターズくらい盛り上がっているんじゃないかと思うくらい、本当にすごい歓声でした」と目を輝かせた。着用していたウエアは、在学中の東北福祉大ゴルフ部の「勝負カラー」でもある黄色。「初日はやっぱり黄色。最後も黄色でいこうと思います」と、気合いを込めて選んだという。世界最高峰のプレーを間近で感じ、ギャラリーの声援も受けた。残り3日間も、この舞台でしか得られないものを吸収しながら、自身のゴルフをぶつけていく。(文・高木彩音)