鳥居さくらが過酷なルーキー生活で感じていること(撮影:佐々木啓)
<スタンレーレディスホンダ 初日◇9日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6530ヤード・パー72>昨年のテストに合格した選手たちにとって、プロ1年目のシーズンは、今後長く続いていく転戦生活のペースをつかむことも大事な仕事になる。それを実感しているひとりが、19歳の鳥居さくら。これまでの生活との違いを、しっかりと受け止めている。
【写真】サングラスを外した鳥居さくらさん
「アマチュアの時は練習、練習、試合、練習、練習、試合…というペースで、毎週、試合があるわけではなかったし、練習場でチェックもできました。(プロは)芝から打てるのはありがたいですけど、その反面、自分がどこを向いているか分からなくなってしまうということが、戦ってきて分かってきました」試合が終わり、すぐに次の試合がやってくるのがプロの世界。コースも初めて回るところが多く、今週のようにアップダウンが激しい場所もあれば、平坦なコースもあったりと、週替わりで特徴が変わる。そのなかで、微妙なズレが生じてくるのを避けて通ることはできない。そこで、「日本女子オープン」出場を逃した先週は、その修正に時間を割いた。「ドライバーが前より安定してきました。先週はコーチにスイングを見てもらって、クラブの調整をして」。スイング面では主にアライメントを確認。そのうえでドライバーのウェイトを替え、バランスを整えた。この日のフェアウェイキープ率は28.5%(4/14)だったが、パーオン率は77.8%(14/18)にまとめた。下り4メートルのフックラインを決めた前半の12番から3連続バーディで勢いづいた。13番は奥2.5メートル、14番では手前1.5メートルのチャンスをものにした。後半唯一のバーディは、5番で奪ったチップ・イン・バーディ。これで4アンダーに伸ばし、5位で滑り出した。メルセデス・ランキングは65位でまだシード圏外だが、「CAT Ladies」で6位、「ニトリレディス」で9位と徐々にプロの水にもなじんできている。「ポイントとかシードとかはあまり考えないように」。ルーキーは次々とやってくる試合で、最善を尽くすことに集中する。(文・間宮輝憲)