河本結は最後まで岩井明愛を追い詰めた(撮影:佐々木啓)
<スタンレーレディスホンダ 最終日◇11日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6530ヤード・パー72>2日目を首位と3打差の4位で終えた河本結は、燃えるものを感じていた。「2連覇への意欲が湧いてきてました。いつかはやり遂げたいこと。気合も入りました」。昨年に続く勝利へまい進した。
【写真】エレガントなドレスを着こなす河本結さん
前半は順調だった。優勝スコアの想定はしていなかったが、前方に出されたティが多いことを確認し、伸ばし合いになることを覚悟した。1番からは3連続バーディで滑り出し。さらに9番、10番、後半12番でも1つずつスコアを伸ばしていった。しかしパーだった14番パー4で、足が止まってしまい、その後はバーディを奪うことができなかった。「大きい番手で打ったセカンドが(グリーン)奥に行ったんです。そのセカンドでもう少しつかまえて打つとかができていれば、それに合わせた番手も選べた。フェードが強くてスライス気味になっていて、中盤戦くらいからは(大きめの番手で距離を)落とすばかりなのは課題だった。最適な番手を選べなかった。安牌に行ってしまいました」取り組んでいることに挑めなかった悔しさ。大事な終盤でパーを並べることになり、優勝した岩井明愛に2打及ばず、トータル14アンダーの2位に終わった。まだ河本がホールアウトした時点では、岩井はプレー中で何かが起こる可能性もあったが、最後に岩井がバーディパットを沈めるシーンを見届けると、さっぱりした表情で次を見据えた。「やりきった感はあります。課題もはっきりした。いい勝負ができましたし、いい時間で楽しかったですね」。今は“今後”への準備を進めている段階。持ち球の操作性がさらに上がるように試行錯誤を続けている。終盤戦には地元・愛媛で行われる「大王製紙エリエールレディス」や、所属先のリコーが冠をつとめるメジャー「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」も待っている。「秋に1勝したい。それができるように進化したゴルフを求めていきます。自分の課題に確信が持てました」。ボギーなしで上がったことなど、明るい要素もある。これを今後につながる敗戦にする。(文・間宮輝憲)