還暦の鈴木亨がここらで一発逆襲を狙う(写真は5月すまいーだカップ)(撮影:ALBA)
<ファンケルクラシック 事前情報◇15日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)>「シニアの元気が日本の元気!」をスローガンに掲げる今大会。2022年覇者で今年5月に還暦を迎えた鈴木亨が、裾野で元気をアピールする。
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レギュラー通算8勝、シニア通算6勝の鈴木は16年にシニア入り。18年には年間3勝を挙げて賞金ランキング2位に入った。しかし、60歳の足音が聞こえてくると「飛距離は落ちますし、信じられないミスが出ることも増えた」と肉体を含めて、変化を感じ、昨年は16年から9年守ったシード権を喪失。今季は「シード復帰というより、やっぱり優勝したい」と復活の年と位置付けている。『生涯獲得賞金上位20人』の資格を行使してフル参戦を続ける今季、4戦目の「すまーだカップ」では最終日最終組で回り7位タイ。2季ぶりのトップ10入りとなった。その後、トップ10入りはなく、「いい感じできても、最後までもたない。パッティングがあまりよくなくて…」とこぼしたが、「歳は1つとったけど昨年よりはいい」と全体的な感覚は上向きだ。歴代覇者に名を連ねる今大会。「ファンケルで勝ったというのは、僕がシニアになって一番誇れること。このタイトルを取ったのは、誇らしいです。何度でも勝ちたい大会」と鈴木のゴルフ人生の勲章の一つとなっている。当時の優勝副賞の車は、今も愛車として活躍している。決して得意なコースとは言えない今大会だが、「意外と成績が出ている」と9回出場してトップ10入りは優勝を含む4度を記録。戦績を見ると“鈴木の法則”があった。出場2年目の17年大会で9位タイに入ると19年に8位、22年に優勝、24年に10位と、コロナ禍で中止になった20年を除き、1年置きにトップ10に入っている。昨年は38位だったが、ことしは上位争いに絡む年である。還暦を迎え、ゴルフの変化に苦しむが一定の手応えはある。「このままズルズルいってもやっていて楽しくない。戦いに来ているのでね。結果が出ない戦いは楽しくないですから」と結果を求め続ける。現在の賞金ランキングは35位。30位以内のシードも手の届くところにある。今週から残り5戦、残り試合で歴代覇者の大会もある。「いい形でシーズンを終えたい。60歳でもまだ戦えるという状態を見せたいですね」。シニアツアーを代表する大会で元気な60歳の姿を見せる。(文・小高拓)