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“奇跡のV”から記録に挑む 藤田寛之、ビッグトーナメントで初めての2週連続優勝へ

2026/10/16 07:00

自身初の2週連続優勝に挑む(写真は5月すまいーだカップ)(撮影:ALBA)

<ファンケルクラシック 事前情報◇15日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)>先週の「佐世保シニア」で3年ぶりにシニアツアー通算4勝目を挙げた藤田寛之。今週は通算18勝を誇るレギュラーツアー時代を含めて、未経験の2週連続優勝に挑む。 【連続写真】藤田寛之「シニアはドローを打つべき」 286y飛ばす専用アドレスとは 今季途中からショットの不調に悩み、低迷した時期が続いたが、先週はスイングの微修正が奏功し、得意のパットが冴えわたった。4打差を追った最終日に「65」をマーク。I・J・ジャン(韓国)、プラヤド・マークセン(タイ)とのプレーオフに進むと、2ホール目で優勝を勝ち取った。実力者のジャンが首位を快走していたなかでプレーオフに進出できたことに驚いた。加えてプレーオフが行われた18番はパー5で、飛ばし屋のマークセンが有利。上位との差、自分の調子、試合の状況を考えて「優勝は厳しい」と思っていたところ、2ホール続けて3打目を30センチに寄せて手繰り寄せた。「自分が一番びっくりです」という奇跡的な復活Vだった。今週は「勝ちたいと思う大会の1つです」ときっぱり言い切る。「ギャラリーも多く、シニアを代表するビッグトーナメントです。地元静岡での開催でもありますし、シニア入り前からもお世話になっている大会です」。プロテスト合格後、葛城ゴルフ倶楽部に所属してから30年以上、静岡県に居を構えている。また、シニア入り前には大会の解説を務めた経験もあり、思い入れは強い。ここ2年は米国シニアツアーに参戦していたため、3年ぶりの出場となる。2023年大会は5位と決して相性は悪くない。「裾野(カンツリー倶楽部)はショットの精度がしっかり求められ、グリーンも富士山からの傾斜があって読みにくいところも多い。行きあたりばったりでは通用しないコースです。しっかり気合を入れて臨みます」先週は、ダウンスイングでフェースが開くクセをアドレスで修正する「応急処置」がハマったが、優勝というきっかけでどこまでショット力を立て直せるかがカギとなる。「宮本(勝昌)さんは、バンバンやっていますが、自分は2週連続の経験がないんですよね。ぜひ挑戦したいです」。レギュラー時代は「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で大会3連覇を達成したことはあるが、レギュラー時代も含めて2週優勝はない。思い入れの強い大会で、自身初の記録に挑戦する。(文・小高拓)