先週は米ツアー、今週はナショナルオープン。長﨑煌心は大舞台での挑戦が続く(撮影:鈴木祥)
<日本オープン 2日目◇16日◇タラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)◇7411ヤード・パー70>先週は米ツアー、今週はナショナルオープン。東北福祉大に在学中の18歳、長﨑煌心(こうしん)が、大舞台を経験しながら着実に成長を遂げている。
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その手応えを示すような「65」だった。初日は3オーバーと出遅れたが、2日目は1イーグル・6バーディ・3ボギー。前半だけで5つスコアを伸ばし、一気に巻き返した。特に好調だというアイアンショットが火を吹いた。3番でバーディを奪うと、4番パー5では3番ウッドで2オンに成功してイーグル。その後も3連続バーディを決めたが、いずれも2~3メートルのチャンスにつけたものだった。後半は3パットによるボギーが3つ出たものの、そこから2つのバーディを奪い、「5アンダーで上がれてよかったです」と納得の一日を振り返る。昨年も出場した今大会では59位に終わり、4日間を通してアンダーパーを出せなかった。そこで得た教訓を、今年の準備に生かしてきた。「昨年はラフが長くフェアウェイが狭いセッティングだったので、フェアウェイキープ率が大事だと思いました。そこにフォーカスを当てて持ってこられたことが一番大きい」さらに、18歳の視野を広げたのが先週の「ベイカレントクラシック」だ。松山英樹が主催するアマチュア予選会を勝ち抜き、日本開催の米ツアーに出場した。「距離にしても、ショットの精度にしても戦える部分は多かったですし、足りない所も見えてきた。観客も多く緊張しましたが、自信も大きくなりました」世界のトップ選手が集まる舞台で、自分に足りないものだけでなく、通用する部分も確認できた。得られたのは課題だけではない。自分のゴルフへの自信も深まった。まずは今大会でローアマチュア獲得を現実的な目標に挙げるが、「できれば優勝争いに絡める位置まで持って行きたい」と、上位進出にも意欲を見せる。2週後には「マスターズ」出場権がかかるアジア太平洋地域のアマチュアNo.1決定戦も控える。大舞台での戦いにも「少しずつ慣れてきた」と話す18歳の挑戦は続いていく。(文・齊藤啓介)