4年前は屈辱の「74」。リベンジを果たすときがきた(撮影:上山敬太)
<富士通レディース 2日目◇16日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6717ヤード・パー72>最終18番で60センチのパーパットを決めたあと、蛭田みな美が大画面のリーダーボードに目をやると、やはりあの選手の名前が一番上にあった。「古江ちゃんがすごく伸ばしていたので、『伸ばさないとあしたヤバい』と思って頑張りました」。トータル11アンダーで古江彩佳と並び、首位でムービングデーを迎える。
【写真】蛭田みな美の純白ドレスがまぶしすぎる
初日はボギーなしの「65」をマークして首位発進。ビッグスコアをたたき出した翌日も、「奇跡的なバーディをいっぱい取れたとかではなかったので、同じようなゴルフができればいいと、あんまりプレッシャーをかけずにやれました」と落ち着いていた。前半4バーディを奪って単独首位。ただ、後半に6バーディと猛追した古江に追いつかれた。優勝3度、2位2度と抜群の好相性を誇るホステスプロは、やはり今年も強い。この2日間で少し気がかりなのは、バーディパットがほとんどスライスラインということ。蛭田にとって「苦手」という課題だったが、夏場から2メートルの上りスライスをひたすら打つ「根性論」で成果が出てきた。一方で「得意」なはずのフックラインが決まらず。「少し浅めに読んでしまう」と、まだスコアを伸ばせる余地はある。シード復帰をかけて戦う今季。予選落ちが目立った序盤の不調から脱却した。「ハマらなくて全然ダメだった」とドローに変えた持ち球をフェードに戻し、7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」からこれで12試合連続で決勝に進出。70位台だったメルセデス・ランキングも、現在は37位まで浮上している。今大会終了後のランキング上位35人に与えられる、日米共催「TOTOジャパンクラシック」(11月5日~8日、太平洋クラブ美野里コース/茨城)の出場権争いでもボーダーライン上にいる。「勝てば一発。この2日間は優勝を狙えるゴルフができている。優勝を目指して頑張りたい」。今大会は今年から4日間競技になり、ムービングデーは古江と最終組に入った。思い返すのは4年前の2022年大会。最終日最終組で争い、古江が逃げ切り優勝。3打差2位から出た蛭田は「74」をたたいて17位に終わった。「(当時古江が)めっちゃ上手くて、私も頑張ろうと思いました。今回は食らいついていきたいと思います」。リーダーボードの主役になる。(文・笠井あかり)