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今平周吾らも感じる「らしくない」セッティング 最少カットライン更新…今年の日本OPはひと味違う?

2026/10/17 12:02

今年の日本オープンはひと味違う?(撮影:鈴木祥)

<日本オープン 2日目◇16日◇タラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)◇7411ヤード・パー70>過去3年を見れば、優勝スコアはいずれも一桁アンダーだが、伸ばし合いが予想されていた今大会はその予想通り、第2ラウンドを終えた時点で細野勇策がトータル11アンダーまで伸ばしている。 【写真】今年のラフはちょっと違う? 意外と…打てそう? 予選カットラインはトータル2オーバー(パー70/142打)となり、同大会における最少スコアを更新した。これまでは、岐阜関カントリー倶楽部・東コースで行われた2017年大会のトータル3オーバー(パー70/143打)だった。日本オープンといえば、ボールが沈み込む“剛ラフ”も難しさの象徴だ。2018年、2020年大会を制した稲森佑貴は、2年前の東京ゴルフ倶楽部や2016年の狭山ゴルフ・クラブでは、ラフに入れるくらいならあえてバンカーに入れる「バンカー作戦」を取っていたほど。ただ、今大会は少し毛色が違う。日本ゴルフ協会(JGA)の山中博史氏は、ラフについて「思ったほど伸びず、90ミリで刈り止めをしている」と説明。アイアンが抜けないほどの厳しいセッティングではない。また、多くの選手が「柔らかい」と話すグリーンも相まって、ラフからでもグリーンを狙える状況が、伸ばし合いの一因となっている。2年前、東京ゴルフ倶楽部で雄たけびを上げで勝利を手にした今平周吾も、この状況に「日本オープンっぽくない感じはあります」と話す。その日本オープンから、優勝から遠ざかっている今平だが、「先々週からショットが上向いている」と手応えを口にする。第2ラウンドでは8バーディ・2ボギーの「64」をマークし、首位と3打差の5位タイまで順位を上げてきた。例年とは異なる伸ばし合いの展開については、「優しいのは優しいでストレスなく回れる」と歓迎。それでも「難しいコースです。ちょっとミスすればボギーが来るので簡単ではないです」と、決して簡単なコースではないと強調する。「68」「64」と好スコアを並べているが、「基本は耐えて、パターが入ってくれたからいいスコア。本当に集中という感じです」と振り返る。伸ばし合いとはいえ、大会史上最長の7411ヤード、パー70というセッティングが選手たちにとってタフなことに変わりはない。また、トータル3アンダーの14位タイにつける堀川未来夢も、こうしたセッティングを好意的に受け止めている一人だ。「面白いと思います。日本オープンと言ったら特有の、出すしかない長いラフですが、こういうラフの方がドライバーを持つ選手もいるだろうし、見に来てくれたお客さんはドライバーショットを見せたいので」実際に国内屈指の飛ばし屋である河本力も、今年は例年に比べてドライバーを多用できている。男子ゴルフの魅力は、何より飛ばしの迫力にある。ラフを避け、狙いを絞って攻略する繊細なゴルフも見応えがあるが、ドライバーで豪快に飛ばし、ピンを狙う。そんな迫力あるプレーも、今年の日本オープンの見どころになっている。(文・齊藤啓介)