ゴルフパートナー

「入った!」山下勝将がツアー2度目のエースを達成 賞金20万円の使い道は…

2026/10/17 18:49

山下勝将がツアー2度目のエースを達成(撮影:ALBA)

<日本オープン 3日目◇17日◇タラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)◇7411ヤード・パー70>山下美夢有の弟で、ツアー2年目の勝将(まさゆき)がナショナルオープンの舞台でホールインワンを達成した。 【写真】エースを生んだ8番アイアン! その舞台は9番ホールだった。手前右端に切られたピンに対し、風は左から。「まっすぐ風に当てようと思って打った」。実測176ヤードを8番アイアンで放った一打は、グリーン手前のバンカーを越えるかギリギリだったというが、グリーンに着弾すると、そのままカップに吸い込まれた。「入った」と、カップインの瞬間もしっかり見届けた。ツアーでは、アマチュアだった2023年の「関西オープン」、第2ラウンドの15番ホール以来となる通算2回目のエース。試合では「日本学生選手権」も含めて3回目となった。賞金20万円付きということで、「おいしいものを食べに行きたい」と笑みがこぼれた。歓喜の瞬間もあったが、一日を振り返ると顔をしかめた。「ショットがボロボロで、朝からあり得ないくらい曲がっていた」。スコアを伸ばすのは難しいと、腹をくくっていた。エースに加え1バーディを奪った一方で、ボギーは3つと相殺され、スコアはイーブンパーで終えた。とはいえ、予選ラウンドとは打って変わり、上位勢も大きくスコアを伸ばせなかったこともあり、18位からトータル2アンダーの21位タイと、大きく順位を落とすことはなかった。終わってみれば「ショットが悪い中でよく耐えた」と及第点をつけた。今季はここまで8試合に出場し、「関西オープン」の12位が最高位。「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では、最終日に崩れるまで一桁順位をキープするなど、上位争いに絡む力を見せている。QTランク89位でシーズンを迎えたが、リランキングでは23位。「ある程度の順位に行けて、出場権も得られているので少しずつ成長はしている」と、ここまでの戦いには手応えも感じている。目下の目標はシード権獲得だ。「一番はそこなので、ポイントの高い日本オープンで少しでも上位に行きたい」。現在のポイントランキングは86位。日本タイトルは通常大会の1.25倍のポイントが付与されるだけに、シード獲得へ向けた大きなチャンスでもある。ショットの状態に一抹の不安はあるが、今週は会場に駆けつけている父でコーチも務める勝臣(かつおみ)さんと相談しながら、最終日に向けて調整を急いだ。(文・齊藤啓介)