「日本プロ」と「日本オープン」のナショナルオープン2冠を達成し、今季パーオン率も9位につける細野勇策。強風で高速グリーンの難しいメジャー大会を制した背景には「球を上げる」ためのギア調整と、未発表ボールの相乗効果があった。
【画像】2.5度も寝かせた、細野の「5番」の顔つき
細野は「ベイカレント」から投入したNEW『プロV1x』について「落ち際で風に左右されずすごくありがたい」と語る。米澤蓮から「ウェッジのスピンもいいし、アイアンも吹けない」と勧められて試して即スイッチを決めた。強風が吹き荒れた難コースでも、横風に強くFWキープ率3位に貢献したと早くも信頼を寄せる。また、FWのスペック調整も大きな後押しとなった。これまで弾道が低く、フェアウェイにキャリーしても突き抜けてラフまで行ったり、グリーン上でも止めきれない課題を抱えていた。そこでメーカー担当者の助言もあり、4Wと7Wのフレックスを「TX」?「X」へ変更。
このNEW『プロV1x』と高弾道が打てるFWの他にも、高いパーオン率を支えるのが「3機種コンボ」かつ「全番手ロフトアップ」というアイアンだ。細野はPINGの『G440』、『i230』、『BLUEPRINT T』の3モデルを組み合わせている。 5・6番には、元々高い飛距離性能の『G440』を標準ロフトより2.5度寝かして、ミスに強く高打ち出しで狙える安心感を優先。6・7・8番はバランスのいい『i230』を2度寝かし、タテ距離の揃えやすさと狙ったラインへの出しやすさを両立。9・PWはブレードの『BLUEPRINT T』を2度寝かせてピンデッドに攻めることを可能に。
結果、5番からのロフトフローは24.5?28?31.5?35?39?43?47度と、全番手をロフトアップさせることで、番手ごとのきれいな飛距離ピッチと理想的な高弾道を両立させている。 ツアー屈指の精度を誇るレフティの安定感は、NEW『プロV1x』の風に強い球筋と、ウッドシャフトやアイアンのロフトアップによる高弾道かつ高スピンの組み合わせによって生み出されている。PING広報はこういった調整をアマチュアでも真似ることができると言う。 「細野プロはロングアイアンでは寛容性や飛距離性能、ショートアイアンでは操作性や距離コントロール性能など、番手ごとに求める性能に応じてモデルを使い分けています。また、ロフトも標準のまま使用するだけでなく、番手間の距離や弾道を最適化するために調整することもあります。 PINGのアイアンは1本単位で購入可能。さらに、ロフト角は1度刻みで調整でき、標準ロフトから±2度まで変更可能です(※i240はUS仕様の標準ロフトが基準)。プロと同じように、自分に合ったコンボセッティングを組むことも可能です。ぜひクラブ選びの参考にしてみてください」(同社広報)
【細野勇策の使用ギア】 1W:PING G440 LST(10.5° TOUR AD GC-6TX) 4W:PING G440 MAX(17° TOUR AD GC-7X) 7W:PING G440 MAX(21° TOUR AD GC-8X) 5,6I:PING G440(N.S.PROモーダス3ツアー120TX) 6I~8I:PING i230(N.S.PROモーダス3ツアー120TX) 9I,PW:PING BLUEPRINT-T(N.S.PROモーダス3ツアー120TX) 52,56,60°:PING s159 Chrome(N.S.PROモーダス3ツアー120TX) PT:PING KUSHIN4(Black Chrome Steel)※2021年モデル BALL:タイトリスト NEW Pro V1x(未発売、ツアー検証中)