パク・ヒョンギョンがツアー会員としてのデビュー戦を終えた(撮影:福田文平)
<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇25日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6520ヤード・パー72>4日間大会の最終日に初めてボギーなしで回ったパク・ヒョンギョン(韓国)は、トータル11アンダーで6位タイに入った。残り66ヤードの右ラフからイーグル寸前のスーパーショットでギャラリーを沸かせた1番パー5のバーディからスタートした最終日。4バーディを奪って「68」をマークした“キューティフル”は満足そうにほほ笑んだ。
【写真】視線にドキッ キューティフルの私服姿
「初めてノーボギーで回れた。きょうは100点をあげたいなぁと思います。1番もう少しでしたね。一番得意な距離だったので残念だけど、いいスタートが切れたと思います」8月に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)に入会し、会員として初めて迎えた試合だった。1番のティイングエリアでは大会アンバサダーのイ・ボミ(韓国)がスタートを見送った。「小さなころからボミさんは憧れの選手で、偉大な選手。すごく緊張したけど、いいショットが打てて、よかったです」。韓国では“ボミ2世”とも呼ばれて人気実力ともにトップクラスのヒョンギョンだが、“本家”を前に大緊張したという。韓国ツアーでは8月下旬の試合で左足首をねん挫し、その後の3試合は精彩を欠いた。「まだ少し痛みがある。今回はトレーナーもいなかったので、韓国に帰ってしっかりケアしたいです」。今回の“デビュー戦”の大きな目標はショットの修正。「失った感覚を取り戻すことだったけど、いい4日間を過ごせた。だいぶよくなったと思います」と“お土産”を持って帰ることもできる。後継者ともいえるヒョンギョンについて、ボミは「すごくかわいい。スイングも土台がしっかりしていると思います」とリップサービス抜きに褒めちぎった。日本ツアーで2度の賞金女王に輝き、誰からも愛された明るいキャラクター。そのことをよく知るヒョンギョンは「ボミさんが歩いてきた道を、私もちょっとだけでも歩いてみたい」と話した。日本ツアーの次戦は今季最終戦の「JLPGAツアー選手権リコーカップ」。日本ツアーは今回で5度目の出場で、初優勝した「EARTH MONDAMIN CUP」をはじめ予選落ちは一度もない。才色兼備の看板に偽りなし。11月の宮崎で、キューティフルが2度目の歓喜のときを迎える可能性は十分にある。(文・臼杵孝志)