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森井あやめは惜敗に涙「悔しい。優勝したかった」 上がり3ホールで感じた初Vの重圧

2026/10/25 16:58

森井あやめは初優勝に一歩届かなかった(撮影:福田文平)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇25日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6520ヤード・パー72>自力でプレーオフに持ち込む最後のチャンスだった。1打ビハインドで迎えた最終18番パー4。最終組の1組前で回った森井あやめの4メートルのバーディパットはカップに届かなかった。首位に並んだ直後の16番パー4からは2連続ボギー。プロ11年目で巡ってきた初優勝へ懸ける思いは、同時に大きな重圧となって33歳にのしかかった。 【写真】森井あやめがドレスアップしました 「緊張するからリーダーボードは見ていなかったけど、いい位置にいるとは思っていた。最後のパットは『入れなあかん』と思ったけど、ショートしてしまった。大事なところでミスが出る。また、やっちゃった。いつも通りかな…。やっぱり緊張していたんだと思います」TP単年登録(現在は制度廃止)した2016年1月にプロ転向し、同年7月に3度目の挑戦でプロテストに合格した。19年には本名の『菖』を「正しく読まれることはほとんどない。毎回、説明するのも面倒なので」と登録名をひらがなの『あやめ』に変更した。これまでは今年6月「リゾートトラストレディス」など2度の6位が最高。「優勝できたら人生が変わる。変えたい」と臨んだ最後の18ホールだったが、非情の幕切れに悔し涙が止まらなかった。プロデビューから169試合目。1988年のツアー制度施行後では15番目に遅い、33歳108日の初Vには届かなかったが、キャリアハイの成績を残せた。初日にはプライベートでもやったことがない人生初のホールインワンも達成。出身地の東大阪市からも駆けつけた大勢の知り合いが熱い声援を送るなか、最高のパフォーマンスを演じ続けた。大会前に63位だったメルセデス・ランキングは単独2位の180ptを加算し、来季のシードがほぼ確実となる42位に躍進した。確定の目安となる500ptまであと21.14pt。次戦の「樋口久子 三菱電機レディス」にも初シードが確定する。「シードのことはまだ分からないけど、QT(予選会)に行かなくていいのならうれしい。でも、やっぱり優勝したかった。15番までの自分は褒めてあげたいけど、16番からの3ホールは課題です。練習してもっと自信をつけたい」初日を「67」の1打差3位で飛び出し、4日間ともアンダーパーを刻んだ。継続は力なりを証明した72 ホール。「人生を変える」チャンスは必ずまたやって来る。(文・臼杵孝志)