欧州で歴史的Vを挙げた藤川玲奈。悲願の合格をつかめるか(撮影:鈴木祥)
11月3日(火)から茨城県・静ヒルズカントリークラブで行われるJLPGA最終プロテスト。ここではALBA Net編集部が選定した注目選手を紹介する。今回は福岡県出身の23歳・藤川玲奈(ふじかわ・れいな)。
【連続写真】腰を一気に回してジャンプ! 藤川玲奈が飛ばせる理由
6度目のプロテストで、2年連続となる最終の舞台に立つ。高校生のころから挑み続け、4年間は最終の手前で足踏みしたが、昨年ついに壁を破った。1次が免除となった今年は、2次を7位で突破して最終への切符をつかんだ。ゴルフを始めたのは、父と一緒に練習場へ行ったのがきっかけだった。そのときに「上手になりたい」と思い、どうせ上手になるならプロゴルファーに、と目標を定めた。プロテストでは長い遠回りを経験してきた。2021年は2次予選で87位、2022年も2次予選で60位、2023年は1次予選で67位に終わり、最初の3年は最終にたどり着けなかった。2024年は2次予選35位まで順位を上げたが、あと一歩届かなかった。転機となったのが2025年だ。前年末に欧州の下部ツアーのQT(予選会)を突破し、海を渡って転戦。出場6試合目でプレーオフを制し、同ツアーで日本人初優勝の快挙を成し遂げた。英語が話せず、飛行機の遅延や欠航に振り回される孤独な転戦だったが、日本で戦う友人たちからの連絡が支えになったという。7月に帰国してからは日本に腰を据え、5度目の挑戦で初の最終進出。結果は68位だった。2022年から出場しているツアー外競技「マイナビネクストヒロインゴルフツアー」では優勝こそないものの、何度も優勝争いを繰り広げてきた。今年も11試合中4度のトップ10入りがあり、勝負勘を養ってきた。その歩みを支えてきたのが、豊富な練習量だ。2023年の取材では、朝9時から夕方6時まで、1日7時間以上の練習をこなしていると明かしていた。目標とする選手は日本ツアー通算28勝のアン・ソンジュ(韓国)。どんなときも焦らず、自分らしいプレーで勝ち続ける姿に憧れている。最終プロテストは4日間72ホールの競技で、上位20位タイまでが合格となる。今回の取材では「伸ばし合いになると思うけど、2桁アンダーは絶対に通るし、出せたらカッコいいので目標にしています」と意気込んだ。異国の地で日本人初の頂点に立った勝負強さを、今度は日本の大一番で見せる。【過去のプロテスト成績】2021年:第2次予選87位2022年:第2次予選60位2023年:第1次予選67位2024年:第2次予選35位2025年:最終プロテスト68位