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現在の進捗具合は「30%」 J-TOUR最高責任者が“新生男子ツアー”の具体案を熱弁「タッチポイントを増やしたい」

2026/10/27 18:24

J-TOURの根岸友喜COOが、“新生男子ツアー”の具体案を熱弁した。(撮影:ALBA)

来季から国内男子ツアーを統括するJ-TOURの根岸友喜COO(最高執行責任者)は27日、都内で報道各社への現状報告会を開いた。 【写真】盛大に行われた新会社「Jツアー」の記者会見 これまで大会を主管してきた日本ゴルフツアー機構(JGTO)から商業的機能を譲り受け、新たにツアーを行っていくJ-TOURは、『選手のプレーが世界に届く』、『選手が戦う大会がより魅力的に』、『選手一人ひとりにスポットライトが当たる』を“変革の三原則”に掲げる。この日は、そこに向けた施策も明かされた。この日、根岸氏は「(ツアー、選手への)タッチポイントを増やしたい」という言葉を何度も口にしたが、説明で特に熱がこもったのが大会中継、そして映像に関する話題だ。これが“選手のプレーが世界に届く”という部分にもつながる。テレビやインターネットを駆使して全試合のライブ中継を目指し、さらにその映像を残し、スマートフォンなどで気軽に見返せる仕組み作りが理想となる。国内男子ツアーは、大会ごとに主催者が異なるため、映像の権利もそれぞれ異なる。そのうえで「コンテンツは資産。この資産形成をしっかりとやっていきたい」と、現在は各主催者とその取扱いなどについて交渉している段階だという。そして将来的に、この放映権を収入源の柱のひとつにしたいという考えも示された。また“大会をより魅力的にする”ための試金石として、来年の春(5月6~9日)と夏(開催時期調整中)に、J-TOURが主催する新大会を開催することも明かされた。春はゴールデンウィーク中ということもあり、大会開幕前からコースを開放し天然芝で遊ぶ楽しさを伝えたり、親子連れで来場してもらうために、ラウンド中も音楽を流すなどして、ゴルフファン以外の新たな客層の発掘を目指す。今年は23試合が行われる大会数も、7年後に年間25~30試合、賞金総額50億円を目標にする。“選手にスポットライトを”という観点では、選手が全員参加するSNSやYouTubeでの訴求や、ドキュメンタリー映像の制作などが構想にある。来年2月1日にはツアーのアプリ配信も予定しており、そこでも試合映像のほか、選手に光を当てたコンテンツの搭載も計画している。プロ野球のパ・リーグ公式動画配信サービス「パ・リーグTV」で手腕を発揮した根岸氏は、来年の開幕に向け、現在の進捗状況は「30%」と話す。主催者やスポンサーに加え、選手たちともコミュニケーションを深めながら、日々、奔走している。収益についても、「現時点ですぐに売り上げが立つとは思っていない。2~3年は投資のフェーズ。どれだけコンテンツ価値を上げられるか」と話す。「長く続けて、価値を生み出すためのチャレンジです」。男子ツアー再興への道を、今は地道に、だが急ピッチに整えていく。(文・間宮輝憲)