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米初V・吉田優利の“インから下ろす”スイングに変化が! ドローが安定するようになった右腰の使い方とは? #優勝者のスイング

2026/10/28 12:18

米女子ツアー初優勝を飾った吉田優利(撮影:GettyImages)

米国女子ツアー秋のアジアシリーズ第2戦「BMW女子選手権」で、米女子ツアー初優勝を飾った吉田優利。そのスイングをプロコーチの南秀樹が分析。アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。 【連続写真】右腰が低い位置を保ってプレーンに下ろす 吉田優利のドライバースイング ◇ ◇ ◇最終日に1イーグル、4バーディ、2ボギーの「68」で回り、逆転で米女子ツアー初優勝を飾った吉田優利プロ。アマチュアにも参考になるポイントが数多く見られるので、そのスイングをじっくり解説したいと思います。【右腰が低い位置で回るからクラブが寝ない】吉田プロは、無理なくクラブをインサイドから下ろせる天性のドローヒッターです。当然、クラブをインサイドから入れれば、クラブが寝るミスがつきまといますが、吉田プロは右腰がスムーズに回るため、精度の高いドローを打っています。右腰を回そうとすると、右ヒザがボール方向へ出やすくなりますが、吉田プロはほとんどボール方向へ出ることがありません。これは、右腰が低い位置を維持したまま回っているからです。柔軟性や下半身の強さを感じる動きで、とても真似できるものではありません。【ややアウトに上げてよりオンプレーンに】ドローヒッターらしいインサイド軌道が特徴でしたが、以前よりオンプレーンになっていると感じます。バックスイングではヘッド1?2個分アウト側に上がり、トップもややアップライトに。以前は体の開きを抑え、粘って、粘って、右サイドでクラブをさばいていましたが、現在は幾分、体が滑らかに回転しています。その結果、インパクトからフォローにかけて下半身が浮きにくくなり、前傾姿勢も深くなったように見えるのです。ドライバーではドローの幅が小さくなり、アイアンではより積極的にピンを狙えていると思います。【体の回転で振るからフォローが大きくなる】飛距離を生み出している大きな要因は、ダイナミックなフォローです。体の回転を先行させることでスイングアークが大きくなり、クラブも体の回転に沿って自然に動いています。フェースローテーションが少ないため、ボールもコントロールしやすいでしょう。よりオンプレーンになったことで、以前より肩がやや横方向に回り、クラブを低く振り抜いているため、ショットの精度が高まっていると思います。アマチュアの皆さんがスイング軌道を矯正するなら、バックスイングから見直してみてください。意識するのは肩の動きです。左へミスする人は、体が止まって手だけでインに上げ、インパクト付近でも手が返り過ぎているのが要因として考えられます。前傾姿勢を保ち、ややアウトに上げると体を使ってスイングしやすくなり、手首の動きを防ぐことができます。反対に、カット軌道が強くスライスに悩んでいる人は、極端にアウトに上げているのが要因として考えられます。バックスイングをややインに上げ、肩を地面と平行に回す意識を持ちましょう。手先ではなく体の回転で軌道をコントロールできれば、スイングの再現性が高まります。短いクラブでは狙い通りに振れても、ドライバーでミスが出てしまうなら、アドレス時の前傾姿勢に問題があるかもしれません。クラブが長いほど前傾は浅くなりますが、骨盤が後傾してしまうと体が浮きやすくなります。お尻を落とさず、股関節から前傾することを意識してください。■吉田優利よしだ・ゆうり/2000年生まれ、千葉県出身。国内ツアー通算4勝。23年にサロンパスカップでメジャー初優勝を達成。24年から主戦場を米国女子ツアーに移し、10月のアジアシリーズ第2戦「BMW女子選手権」で米女子ツアー初優勝を飾った。エプソン所属。■解説・南秀樹みなみ・ひでき/プロゴルファーだった父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主軸とした指導法に定評があり、幼少期から鈴木愛を指導するなど、多くのツアープロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。