渋野日向子が逝去したちばてつや先生を追悼した(撮影:ALBA)
<メイバンク選手権 事前情報◇28日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536ヤード・パー72>漫画家のちばてつや(本名:千葉徹弥)さんが、10月22日に87歳で逝去した。ゴルフ界では国民的漫画『あした天気になあれ』を生み出し、主人公の向太陽がスイングのリズムをとる呪文“チャー・シュー・メン”は、ゴルフ界のみならず社会現象にもなった。
【写真】自身の作品について熱く語るちばてつや先生
この言葉とともに練習してきたゴルファーは数知れず。渋野日向子もその一人だ。「父親がアニメを観ていた気がします。ゴルフ界に影響を与えている文言ですから、自分も影響されている。“チャー・シュー・メン”はみんなの合言葉でしょう」。2020年、スポット参戦した米ツアー「キャンビア・ポートランド・クラシック」では、こんなこともあった。そこまで苦戦続きだったショットが、予選ラウンドで完全復調ともいえる状態になった。その時に意識したのがリズム。「口には出さないけれど、心の中で“チャー・シュー・メン”と唱えながら回っている」と話をしていた。28歳になった“黄金世代”は、ちばさんを偲び、こう続ける。「自分が歳を取っていけばいくほど、周りのお世話になっている人がいなくなってしまって、非常に心が苦しい。早く結果を出して喜んでもらいたいし、いろいろと思うことはありますね」。自身を支えてくれる人たちへの感謝と、結果で応えたいという思いを強くした。(文・笠井あかり)