39パット…グリーン上で苦闘した(撮影:ALBA)
<アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 2日目◇30日◇テ・アライリンクス・サウスコース(ニュージーランド)◇6842ヤード・パー71>「めちゃくちゃ大変でしたね」。隅内雅人にとって、最後の出場と位置づけていたアジアアマは、苦しい戦いとなった。ショットの状態が良くないなか、スコアをまとめようと懸命にプレーしたが、流れをつかめない。「初めて予選落ちになっちゃった」と、4度目の出場だった“古参”は悔しさを残し大会を後にした。
【写真】これぞニュージーランド! 絶景リンクスが広がる
苦しんだのは、特にグリーン上だった。風が吹くなか、ラインの読みやタッチが合わない。「きのうは39パットで、後半で23パットしてしまった。初めての20パット越えです」。自分が見たラインと実際のボールの転がりが一致せず、修正しようとすれば今度は真逆の結果になる。8番パー3では、2メートル弱のバーディパットはまさかの3パットのボギーに。何度も首をかしげる場面もあった。思うようにいかないパッティングに、気持ちまで引っ張られてしまった。「自分で勝手にやられていました」と苦笑いを浮かべる。最初と最後のバーディの間に、8つのボギーと1つのダブルボギーを叩き「79」と崩れた。一方で、アプローチには救われた。半年前にはイップスに苦しみ、短い距離からも寄せられないことがあったが、今回は「アプローチが悪かったら本当に終わっていた」と話すほど。事前に課題として挙げていた部分では、粘り強くプレーを支えることができた。2022年から出場してきたアジアアマは、過去に2度のトップ5入りも経験している。最後の挑戦は予選落ちに終わったが、「いろんなところで、いろんな国のすごいコースで、すごくいい経験をさせてもらった。今後ゴルフをしていくうえで、その経験値になると思います」と振り返った。今後については、プロ転向の時期をまだ決めていないという。ただ、次に出場する試合では、アマチュアの看板は下ろすつもりと話す。「この冬でどこまで状態を整えられるか。自分の自信と状態を良くして、ちょこちょこ試合にも出て自信を取り戻しつつ、半年後にそれなりに仕上がっていればいいかな」最後のアジアアマは悔しい結果となったが、次のステージへ向けて、隅内は新たな一歩を踏み出そうとしている。(文・齊藤啓介)