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「日本プロ2位」の男が初シード入り目前 田中裕基が大事にするラウンドの“流れ”

2026/10/31 18:30

田中裕基が単独2位に浮上(写真は日本プロ)(撮影:佐々木啓)

<バンテリン東海クラシック 3日目◇31日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>今季の「日本プロ」で2位の実績を持つ田中裕基が6バーディ・2ボギーの「67」で回り、首位と2打差の9アンダー・2位につけた。現在ポイントランキング53位につけており、初シードは目前。初優勝で一気に決めるチャンスが巡ってきた。 【写真】 欧州2勝目の桂川有人 『ROSSIE』パター変更で即V 自身のプレースタイルを尋ねると意外な答えが返ってきた。「飛ぶ方ではないですし、上手い人はたくさんいるので自分でこれが得意というのはなくて、オールラウンドにレベルの高いゴルフは目指しています。あとは流れを切らさないことが大事だと思っています」。この日のプレーを振り返ってもらうと、確かに流れを大事にしていることが伝わってきた。1番パー4は7メートルのバーディパットを2メートルショート。「パーパットをしっかり入れられたので落ち着きました。ボギースタートだったら今日一日どうなっていたか分からないと思います」。5、6番の後、7番ではバンカーショットをピタリと寄せてパーをセーブした。「3連続ボギーだったら8番のバーディはなかったでしょうね」。8番パー3は奥のカラーから10メートル以上のロングパットを強めのタッチで放り込んだ。さらに9番で6メートルを決めると、10番でも4メートルのチャンスをものにした。「10番が一番打ちやすいラインで内容も良かったと思います。8、9番のパットを入れて、実力ですとは言えないですね」。流れを大事にしていることと同時に、謙虚な姿勢も伝わってくる。憧れの存在は石川遼。伊澤利光の甥で、石川と親交のある伊澤秀憲コーチに指導を受けてきた縁で高校時代から一緒に練習をする機会があった。「緊張したんですけど、石川遼さんはすごく優しかったです」。プロ転向後の2023年「東建ホームメイトカップ」では初めて同組でプレー。「練習させてもらった経験があったからこそ、試合で一緒に回れたのはうれしかったです」と当時を振り返った。2位になった日本プロの直後は2試合予選落ちが続いたが「自分としてはゴルフの内容は良くて、最近、20位台、30位台をキープできているのも結構いいなと思っています。どんなコースでもそこにいられることに成長を感じますね」。2打差を追う最終日に向けても冷静に「しっかり自分のゴルフをやることが大事だと思います」と地に足をつける構え。3日目と変わらず、流れを切らさないプレーで初優勝にチャレンジする。(文・田中宏冶)