地元大会でベストアマを獲得した松山茉生(撮影:ALBA)
<バンテリン東海クラシック 最終日◇1日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>規格外の飛距離で注目を集めるアマチュア、松山茉生(福井工大附属福井高)が高校生として最後の大会をイーブンパーの31位タイで終えた。ここからは1カ月後のサードQT(12月1日~)に向けた準備期間。近い将来の海外挑戦を見据え、まずは日本でプロ生活をスタートさせる。
【写真】脅威の352yd! 松山茉生ドライバースイング
ティショットが乱れ、初日からスコアメイクに苦しんできたが、最終日は3アンダーの「68」とスコアを伸ばした。「4日間で一番ティショットがまともだったので、パーオンも一番多かったんですけど、バーディをもうちょっと取りたかったですね」。今季好調だったティショットの乱調に加えて、苦戦の要因はメンタル面。「2日目に1個のボギーで焦ってしまって、リズムを変えてしまったのが(スコアを伸ばせなかった)原因かなと思います」。第2ラウンドは2番でバーディ先行も、4番からの3連続ボギーで失速した。高校1年時の2024年に「日本アマ」を制して以来、レギュラーツアー10試合に出場したが、トップ10入りは果たせず「最後に優勝争いができるぐらいのプレーをしたかったですね」。悔しさの残る4日間だった。それでも、ツアーでプレーし、トッププロとラウンドする経験は大きな財産となった。「プロのプレーを見て、自分の足りないものが分かったり、進路とか、自分のゴルフのスタイルを曲げないようにというアドバイスをもらって、それが高校3年間で成長できた要因になったと思います」。今大会の予選ラウンドで同組となった星野陸也ら、複数のプロから早く海外に行くことを勧められた。「日本のコースは狭いんで、どうしてもそこに反応してしまうから、思い切った大きなゴルフを続けられるように海外に行った方がいいという言葉が印象に残っています」。順調にQTを突破すれば、来季は日本ツアーでプレーすることになるが、早くPGAツアーに、早く海外にという気持ちは強く持っている。今大会恒例のドラコンイベントではプロの飛ばし屋たちを抑えて昨年まで2連覇(今年は2位)。試合中でも「平均320ヤードぐらいだと思います」という飛距離はワールドクラス。今はまだあどけなさも残る18歳が、プロとして世界に大きく羽ばたく姿を多くのゴルフファンが待ち望んでいる。(文・田中宏冶)