稀代の飛ばし屋・後藤あいが一発合格を狙う(撮影:福田文平)
<JLPGA最終プロテスト 事前情報◇2日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>今年の最終プロテストには、JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームメンバーから高校3年生の後藤あい(松蔭高)、岩永杏奈(大阪桐蔭高)、そして2度目の受験となる長澤愛羅(日本ウェルネススポーツ大1年)、新地真美夏(ネットの大学managara1年)の4人が出場する。
【写真】破壊力バツグン 後藤あいのドライバースイング
そのなかのひとり、後藤は「そこまで変な緊張は感じていない。でも明日は出てくるだろうし、そのなかでも変わらずできれば」と開幕前日の心境を明かす。今年の「日本ジュニア選手権(女子15~17歳の部)」の覇者で、昨年10月には下部のステップ・アップ・ツアー「Sky レディスABC杯」でも優勝している。大きな注目も集まるが、「先のことは考えずに、一打一打、全力でいきたい」と自分の世界に没入していく。後藤の武器といえば、やはり平均280ヤードとも言われる飛距離が挙げられる。今回の舞台となる静ヒルズは、「所々、刻むところはあるけど、比較的、距離が出ると有利かなと思う」といいイメージも湧いてくる。それに加えて、ショートゲームでも成長を実感中。「アイアンが少しドタバタした調整になったんですけど、そこもアプローチ、パターでまとめていきたい」と攻略法を描く。それでも、やはり初めてのプロテストとあって「不安もある」というのも本音。「名前が普段の試合とは違うし、特別感もちょっと感じてしまう部分があります」。ただ、それも、「ツアーのように難しいピンポジションにはならないと思うし、ツアーに出ている経験を生かしたい」という部分を自信に変える。今年だけでレギュラーツアー8試合に出るなど、厳しい環境で戦ってきた自負もある。何度も繰り返したのが「一打一打、先を考えずに」という言葉。優勝を目指す大会ではなく、合格ラインの20位タイに入ることが目標となる4日間だが、それについても「一打一打、一生懸命やった結果、通れば(合格すれば)よかったなって思える」という意識で歩みを進めていく。「たとえ3日目を終えた時に合格圏内にいても、何があるか分からないので気を抜かずに。今はドキドキしています。いい力を発揮したいです」。その先に一発合格が待っていると信じて、勝負の4日間に挑んでいく。(文・間宮輝憲)