片山晋呉も増田伸洋も愛用する“本当の”プロトアイアンとは?(撮影:米山聡明)
国内シニア「ファンケルクラシック」で上位争いを展開していたシニア通算3勝の増田伸洋が、見慣れないアイアンを使用していた。まだ未発表のモデルで増田以外にも使用者がジワジワと増えているようだ。
【写真】これはかっこいい! 片山晋呉、増田伸洋らが使うプロトアイアンを激写!
◇ ◇ ◇増田のキャディバッグをのぞくと、バックフェースに『PROTC』の刻印が入ったアイアンが並ぶ。女子の元世界ランキング1位のリディア・コ(ニュージーランド)や米ツアー1勝の今田竜二が使用して話題になった「プロトコンセプト」だが、増田のアイアンはソール内部にネジが入っているのが確認できる。今までのモデルとまた少し違うようだ。増田の5番はネック部分に『C-57』、6番からPWには『R-37』と別のモデルが入っている。この 『R-37』 は、レギュラーツアー「ANAオープン」で、44歳で待望のツアー初優勝を遂げた内藤寛太郎も使っていた。今秋から投入する増田は「打感がよくて、どんなライからでも思った通り打てます。ロングアイアンは少しやさしいモデルなので、ボールが上がりやすいんです」とすっかりほれ込んでいる。構えてみると『C-57』は少しやさしさを感じ、『R-37』はシャープでとてもきれいな顔をしている。ツアー担当が会場にいたので直撃取材をしてみた。「まだ未発表モデルなので、詳しくは話せませんが」と前置きした上で、「これまでの『C03TC』、『C05TP』の後継モデルです。多くのツアープロのフィードバックをもとに進化させました」という。現行モデルの『C03TC』は、番手別重心設計が好評のキャビティ、『C05TP』はツアープロも使用できるポケットキャビティだ。「レギュラーの男子プロには現行モデルは球が強くて飛び過ぎる傾向にあり、少しやさしい感じがありました。未発表モデルの『R-37』は、より男子プロが求める弾道を実現できるモデルに仕上がっています。また、『C-57』は、『C05TP』の後継ですがフルキャビティに変わりました。ポケットキャビティのやさしい性能を備えています」と、前出担当者。ソール内に埋められたネジについては、重量調整などをしやすくした工夫とも付け加えた。両モデルともまだ5セットしかない“本当の”プロトタイプだが、すでに複数の選手が実践投入している。内藤と増田のほか、シニアでは「コマツオープン」で優勝を挙げた片山晋呉が 『C-57』 を使用。また「ファンケルクラシック」では 『R-37』 をテストしていた。今野康晴、女子プロの成田美寿々は 『C-57』 をバッグインさせている。使用者が続々と増える新アイアンは気になるところ。続報を待ちたい。