高校生の清水心結が合格圏内に浮上した(撮影:福田文平)
<JLPGA最終プロテスト 2日目◇4日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>この会場では最年少となる高校3年生たち。だが、19人も同学年の選手がいることは、“心の安定剤”になっている。切磋琢磨するように、2日目終了時点でトップ10に高校生も6人が入っている。
【写真】雰囲気あります 戸髙玲奈の平均飛距離は260yd
3アンダー・9位タイの清水心結(代々木高)も、「この子も頑張ってるんだから、私も頑張ろうとか、この子に勝ちたいなとか、そう思いながらやってます」と、同学年選手からの刺激を力に変えているひとりだ。初日の24位から「70」と2つ伸ばし、合格圏内に浮上した。出場選手の平均ストロークが「72.8627」から「73.9314」に落ちた一日。清水も「曇っていて暗かったせいか、自分のなかで100%の力を出せなかった。ドヨ~ンとしたゴルフでした」と振り返るが、そのなかでスコアを伸ばせたことが、順位にも好影響をもたらした。4番と14番では、ともに1メートルのパットを沈めてバーディを奪取。「納得はいってないけど、最低限はできました」と、少ないチャンスをものにした。その清水が「この子は絶対に受かるから、その人に勝てたらなと上を見ている」と意識する同学年選手に、戸髙玲奈(ルネサンス高)を挙げる。1次の埼玉・Jゴルフ鶴ヶ島、2次の静岡・葛城GC宇刈C(ともにB地区)と、ここまで同じ会場で戦い、練習ラウンドも一緒に回ってきた。清水は「ライバルというよりはお友達。一緒に頑張りたい」と、2人そろって一発合格することを願っている。気持ちは戸髙も同じだ。「1次からずっと同じ会場で練習ラウンドも一緒にやってきて、一番一緒に受かりたいですね」と、清水の存在について語る。戸髙も2日目を9位タイで終え、3日目は清水と同組でプレーすることが決まった。相乗効果で、一気に安全圏まで浮上したい。2019年度からプロテストの受験資格が18歳以上から17歳以上(ともに4月1日時点)に引き下げられ、高校3年生も受験できるようになった。それ以降、高3世代の合格者が最も多かったのは、竹田麗央、川﨑春花、尾関彩美悠、佐藤心結、小林夢果、櫻井心那の6人が合格した2021年度(94期生)。今年は、それを更新する“豊作年”になるか?(文・間宮輝憲)