桑木志帆が同郷の渋野日向子と初日同組。成長した姿を存分に見せたい(撮影:鈴木祥)
<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇4日◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>国内ツアー通算7勝の桑木志帆が、今年制した「AIG女子オープン」(全英)以来となる米ツアーに出場する。今大会の舞台は、桑木が2位に入った2023年大会と同じ太平洋クラブ美野里コース(茨城県)。当時とは違う立場で、再びこのコースに帰ってきた。
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2023年大会では優勝争いを演じながらも、惜しくも2位でフィニッシュ。しかし、この結果を「すごく意味のある2位だった」と振り返る。もし優勝していれば、その時点で米ツアーを主戦場にしていた可能性もあるという。ただ、当時はまだツアーデビュー3年目。「経験がないまま行っていたら、たぶんこうはなっていなかったと思う。いま考えたら本当に2位でよかったなって思います」と、当時の結果を前向きに受け止めている。今年は全英を制し、来季の米ツアー出場権を獲得して今大会を迎える。全英優勝前の6月は「この試合で勝つことが(米ツアーへの)近道だと思っていた」こともあり、強い優勝意欲を持っていた。しかし、今回は「そのプレッシャーは今ないので、単純にこの試合で勝ちたい」と、少し肩の荷が下りた状態で米ツアー通算2勝目を狙う。先週は休養期間とし、「体の休息にあてて、ゴルフをやったのは3日間だけなんですけど、あとはゴロゴロしたり、ちょっと買い物に行ったりしました」と、バッグやピアスを購入するなど充実したオフを過ごした。ゴルフの調子も悪くなく、特にここ最近違和感を抱えていたパッティングについては「少しずつ気持ちよく打ててきています」と笑顔を見せた。心身ともにリフレッシュして迎える今大会。初日は、同じ岡山県出身の先輩・渋野日向子とのペアリングが決まった。昨年の「スタンレーレディスホンダ」初日以来の同組に、「めっちゃうれしかったです。超、楽しみです」とにっこり。渋野も桑木を「永遠の妹」と表現し、「同じ組にしてもらえてすごくうれしかった」と満面の笑みを浮かべ、喜びを示していた。もちろん優勝を狙う一方、今大会では国内ツアーの“年間女王”が決定する可能性もある。現在、メルセデス・ランキングでは2位の佐久間朱莉に878.63ポイント差をつけ、桑木がトップに立つ。残り試合は今大会を含めて4試合。今大会終了時点で両者のポイント差が900ポイントを上回れば、桑木の年間女王戴冠が決まる。「でも全然まだ逆転のチャンスがあるってことは気が抜けない。王手という感じもないです。でもあまり気にしすぎると自分のプレーができなくなってしまうので、この大会のトップを目指して頑張ろうと思っています」と気を引き締めた。今大会は予選カットのない4日間の戦い。最終日に優勝争いを演じるためにも、まずは好スタートを切りたい。(文・高木彩音)