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山下美夢有と吉田優利が凱旋 日本勢が米ツアーで活躍する理由は?

2026/11/05 10:00

気分は上々! 吉田優利が凱旋大会に挑む(撮影:鈴木祥)

<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇4日◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>2週前に「BMW女子選手権」で初優勝を飾った吉田優利、先週「メイバンク選手権」で大会連覇を達成した山下美夢有が、日米共催大会で凱旋した。 【前夜祭フォト】吉田優利はくすんだグリーンのワンピース 前戦が行われたマレーシアから、ともに月曜日の朝に日本へ到着。火曜日からコース入りした。会場では、すれ違う日本人選手や関係者らから祝福の言葉をかけられた。吉田は「いろんな人に声をかけてもらえてすごくうれしいです」と笑顔。そして、「あとは上を目指すだけなので、やれることやりたいです」と気を引き締めた。プロアマが行われた水曜日には、山下が会見に臨んだ。そこでインタビュアーから『どうして米ツアーで日本勢が活躍しているのか?』と質問されると、日本のコースで培われたショット力を理由のひとつに挙げた。「日本のコースは非常に難しい。フェアウェイが狭かったり、ラフが長かったり、ショットの精度が重要になるコースが多い」と説明した。山下は現在、フェアウェイキープ率4位(80.50%)、パーオン率9位(72.58%)につけている。さらにパーオン時の平均パット数2位(1.73)、平均ストローク3位(69.47)と、各スタッツで上位に名を連ねる。今季3勝を挙げている強さは、ショットとパッティングの両面で発揮される安定感にある。ポイントランキングでも2位につける。その位置については、「結果としては上位に入っているけど、それよりも自分自身が納得することが大事だと思う。まだ納得できているかと言われれば、あまりできていない。毎週、課題としていることを達成できるようにやっています」と心境を明かした。結果だけでなく、プレーの中身にこだわる姿勢が、米参戦2年目にしてメジャー1勝を含む通算5勝を挙げている要因なのかもしれない。今週の課題に挙げるのは、スイングのリズムとミート率だ。「データで測っていても、毎回同じ数字ではなかったりする」というちょっとしたズレを、練習では調整している。パッティングでも、クラブハウスから少し離れた人の少ない練習グリーンで黙々と取り組んでいた。日本でプレーするのは、日本通算14勝目を挙げた今年9月「ソニー 日本女子プロ選手権」以来。今週も多くのファンが応援に駆けつけるに違いない。「私は飛距離があまり出ないけど、ショットの精度や、パー5でチャンスにつけられるショットを見てほしい」と、自身のプレーの見どころを語った。米ツアーを主戦場にしてから、日本での試合は特別な時間にもなっている。「ファンの方に会えて楽しみ。ご飯もすごくおいしい。日本食を食べられるので、充実している」。試合への意気込みや向き合い方は変わらない。それでも、安心感のある母国で過ごす1週間は格別。日本のファンの前で、どんなプレーを見せてくれるのか注目したい。(文・高木彩音)