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LIVゴルフ事業終了へ、巨額の契約金で大物集結も離脱相次ぐ 3億ドル再建案頓挫

2026/11/06 14:24

LIVゴルフ南アフリカ大会の会見で発言するスコット・オニールCEO(中央)=3月22日、ヨハネスブルグ(撮影:GettyImages)

LIVゴルフは米国時間の5日、事業終了に向けた手続きに移行する方針を発表した。投資会社BCパートナーズ・クレジットとの再建支援合意が終了。最大3億ドルの融資・出資を軸とした再建計画は、現時点では実現しない見通しとなった。 【写真】当時世界ランク3位のジョン・ラームがLIV入りを発表 契約金は430億円以上と報じられた サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」の資金を背景に、2022年にスタートしたLIV。フィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソン(ともに米国)ら大物が加わり、巨額賞金と個人戦・チーム戦を組み合わせた大会形式で注目を集めた。一方、PGAツアーは参戦選手を出場停止とし、ゴルフ界は対立と分断に揺れた。今年4月にはPIFが資金支援を打ち切り、リーグは存続の危機に直面した。スター選手の流出も相次いだ。ブルックス・ケプカ(米国)は昨年12月に契約を解除し、PGAツアーへ復帰。パトリック・リード(米国)も新契約を結ばなかった。再建協議が進んだ10月には、ジョン・ラーム(スペイン)が新体制への不参加の意向を示した。再建案では、選手がリーグやチームの持ち分を保有する「LIVゴルフ2.0」への移行を計画していた。ただ、資金調達だけでなく、十分な数の選手から参加の同意を得ることも必要だった。巨額の契約金で選手を迎え入れた体制から、選手自身が再建を担う仕組みへの転換は容易には進まなかった。LIVは9月8日に米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請し、裁判所の監督下で再建を進めてきた。BC側との合意では最大3億ドルの融資・出資を受ける計画だったが、資金供給には裁判所の承認などの条件が付いていた。今回の声明によると、関係者間で協議を重ねたものの、残る条件について合意に達することができなかった。取締役会の特別委員会は、現状では秩序ある事業終了へ進むことが「最も責任ある道」との見解を示した。現地メディアも5日、LIV側がニュージャージー州の連邦破産裁判所で清算に向けた意向を表明したと報じた。清算計画は今後、裁判所の承認を受ける必要があるという。LIVは事業終了に向けた手続きを進める一方、資産価値を高める第三者からの代替案については、引き続き検討するとしている。再出発に向けた計画は実現せず、リーグは清算に向けた手続きへと進むことになった。