明大2人目の快挙を狙う高木美咲(撮影:福田文平)
<JLPGA最終プロテスト 最終日◇7日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>25歳の高木美咲は、50位から出た第3ラウンドで合格が見える位置まで浮上した。アウトの第1組からスタートすると、6番までに4バーディ。「15番からちょっと難しいので、前半に伸ばせればなと思ってました」と話す。前半「33」、後半「36」という流れは想定内だ。
【写真】昨年は史上初の六大学優勝者が誕生
2001年10月17日生まれ。出身は和歌山・印南町で、近大附属新宮高から明大に進学した。当初は近大に進むことも考えていたが、明大出身で男子ツアー通算2勝の薗田峻輔と千葉の練習場で知り合い、そこで「大学を考えているなら明治もいいよ」と勧められたことに背中を押され東京に出た。昨年は中国ツアーに参戦するなど海外で戦っていたこともあり、休学していた時期もあったが、今年3月に大学を卒業。論文もゴルフについて書いたものだ。高校卒業時にもプロテストにエントリーしたというが、「高校まで個人だったけど、大学は団体戦。自分だけではないので、最後まで諦めない気持ちは身につきました」と大学ゴルフで学ぶことも多かった。そして、これは今回のプロテストにも通ずる。同大出身の女子プロゴルファーは2014年合格の佐藤千紘のみ。「明大2人目のプロになりたい」という意気込みは強い。東京六大学出身のゴルファーは、早大出身で昨年の「リゾートトラストレディス」でツアー優勝を果たした稲垣那奈子がいるが、「大学の試合の時に仲良くしてくれたので、自分も追いかけたい」というお手本になっている。第3ラウンドでは、難易度3番目と難しい1番で残り125ヤードからの2打目を2.5メートルにつけてバーディを奪うなど、そのショット力も発揮した。平均飛距離は240ヤードで得意クラブは「アイアン」。3日間平均のパーオン率は72.2%(39/54)と、「伸ばすしかない」という最終日も、その武器を生かして戦う。明大伝統の“前へ”の精神で、4度目のテストも最後まで諦めずにプレーしていく。(文・間宮輝憲)