吉田優利は、1年ぶりのトップ10入りと上昇ムードのなか、全米女子オープンを迎える。(撮影:GettyImages)
<ショップライトLPGA 最終日◇31日◇シービューGCベイC(ニュージャージー州)◇6263ヤード・パー71>初日を「67」で滑り出しながら第2ラウンドは「75」と苦しみ、8位から28位まで後退していた吉田優利が、息を吹き返した。5バーディ・1ボギーで再びの「67」。前日はバーディなしという結果に終わっていたが、「少しは巻き返せてよかった」と安どする一日を過ごし、順位も今季初トップ10入りとなる9位タイまで戻した。
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「風がなかった。昨日は体がぶれていたし、そこは昨日と違った。どんどんバーディが取れていたので、ピンを狙っていけました」果敢に攻め続けた最終日は、最終18番で残り230ヤードから3番ウッドで打った2打目からチャンスを作ってバーディ締め。「(オープンウィークだった)先週の練習が成果としてあらわれた。まだまだ足りない点がいっぱいあるけれど、やっと自分っぽいプレーができました。感覚的に、今年でいうと1番いい状態に近い」という納得のラウンドだった。米参戦2年目だった昨季はポイントランキング73位で終え、今年は初めてシード選手として戦っている。だが、ここまでの11試合は予選落ち6度で、最高順は2月「ホンダLPGAタイランド」の24位と、なかなか結果を残せなかった。トップ10フィニッシュは、馬場咲希と組んで6位になった昨年6月のペア戦「ダウ選手権」以来、約1年ぶり。個人戦では24年11月「ロッテ選手権」(5位)までさかのぼらないといけない。そんな上り調子のなかで、次週は「全米女子オープン」(4日開幕、リビエラCC/カリフォルニア州)に出場することができる。5月11日に行われたマサチューセッツ州での予選会に参加し、わずか1枠の出場権を勝ち取ったメジャーの舞台だ。「ここより距離が長くて、長いクラブをいっぱい使わされると思う。ミスの幅も広がる可能性もあるので、しっかり長いクラブを中心に練習できたら」。事前の練習ラウンドもすでに実施済み。「フラットそうに見えて意外とアップダウンがあったり、グリーンが小さいというイメージもある。しっかり捉えていきたい」。ショットの精度が肝になりそうだ。テキパキとした行動が印象的な吉田は、日々、こんなことを考えながら過ごしている。「1分をどうすれば59秒で過ごすか、みたいなことを毎日考えている。どれだけ無駄を省くか。それがうまくいい方向にいくこともあるし、しっかりゆっくり1分を1分で過ごすことが大事なこともある。自分の直感を信じながら、メリハリつけて練習できれば」開幕前に95位だったポイントランク76位まで浮上。停滞ムードを吹き飛ばすための大きな一戦にもなった。前哨戦で得た手応えも、“自分を信じる力”を後押しするはずだ。