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「テレビで見たことしかない存在」渋野日向子が感じたレジェンド2人の優しさ

2026/06/05 12:30

渋野日向子は得意の全米で好スタートを切った(撮影:GettyImages)

<全米女子オープン 初日◇4日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>海外メディアから『なぜ全米女子オープンで強いのか』と問われた渋野日向子。その答えは「なんでだろう(笑)」だった。 【写真】やっぱりナイキ ミシェルの魅惑的ウェア 2024年大会は優勝した笹生優花に次ぐ2位。昨年も優勝争いを演じて7位で終えており、相性の良さを見せている。本人も理由は分からないと首をかしげるが、今年も首位と2打差の3位発進。再び優勝争いへの期待が高まるスタートとなった。1番でバーディを先行させたものの、4番までにバーディとボギーを繰り返す展開。それでも7番でスコアを伸ばし、1アンダーで前半を折り返した。後半は10番から連続バーディを奪うと、その後は粘り強くパーを重ねた。距離のあるホールが多く、セカンドショットではユーティリティを握る場面も少なくない。狙ったエリアに運べても、アンジュレーションのあるグリーン上でボールを止めるのは容易ではなかった。それでも何度も際どいパーパットを沈め、スコアの貯金を切り崩すことなく5バーディ・2ボギーの「68」にまとめた。パッティングやアプローチに助けられた場面もあったが、「許容範囲が多かった」とショットへの自己評価も悪くない。パーオン率は50%(9/18)にとどまったものの、数字ほど内容は悪くなかったと振り返った。予選ラウンドの組み合わせも話題となった。同組となったのはミシェル・ウィー・ウェスト(米国)と、元世界ランキング1位のヤニ・ツェン(台湾)。ツェンとは過去に練習ラウンドをともにしたことがあるが、ウィーについては「テレビで見たことしかない存在」だったという。レジェンド2人とのラウンドには多くのギャラリーが集まり、「夢のよう」と話す。ウィーやツェンがナイスショットを放つたびに大きな歓声が上がり、普段とは異なる“非日常”なプレーとなったが、「最後まで2人とも優しく話しかけてくれた」と感謝の想いも口にした。朝は雲に覆われたリビエラCCだが、昼前になると太陽が顔を出し、青空が広がる。それに合わせるように風も強まり、コースの難度は上がっていく。実際に午後組はスコアを伸ばしあぐねる選手も多かっただけに、その中で3アンダーをマークできた価値は大きい。「これが普通だと思わないように」。2日目は風のない午前スタートだが、今季はここまで7試合に出場して予選落ちが4回と、苦しい戦いが続いているからこそ、この好スタートに慢心するつもりはない。(文・齊藤啓介)