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菅楓華、小祝さくらの全米組も帰国後即テスト 女子ツアーに登場した三菱ケミカルの“ニューオレンジ”、選手の反応はいかに?

2026/06/11 08:00

全米女子オープン帰りの菅楓華も三菱の新作をテスト(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 事前情報◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6619ヤード・パー72>先週行われた「全米女子オープン」で、初のメジャーを戦った菅楓華が、帰国直後に出場する大会のコースで今季2勝目、3勝目に向けて精力的な動きを見せた。開幕2日前の9日の打撃練習場では、疲れも見せず次々と好ショットを連発。そしてここでは新たなギアをテストする姿も見ることができた。 【写真】菅楓華も小祝さくらもテスト オレンジが目を引くテンセイの新作だ 試していたのは真新しいシャフト。三菱ケミカルが手がけて2022年3月に発売された『TENSEI プロ オレンジ 1K』の後継と見られる1本だ。国内女子ツアー会場には今週から登場。ただ製品の詳細については、同社の担当者がしっかりと口をつぐんだ。一球打ってはトラックマンのデータを参照し、その性能を確認。『キャリーで10ヤード伸びてる!』という声も聞こえてくる。担当者には「(フェースに)へばりつく感じがあって、こすり球がないし、振りやすいですね」という感想も。「最初から自分のタイミングと合わないものは分かるけど、これはすごくいい感じです」と、満足気な表情を浮かべる。テストを終えた後、直接、話を聞いてみると「振りやすさは今のもの(テンセイ プロ ブルー 1K)とあまり変わらずすごく振りやすい。飛距離も伸びました」という第一印象が語られる。距離が伸びながら「横幅も曲がってない」という点も高評価。この日が、初めて打っただけに、ここから調整の時間は取りそうだが、今後のクラブ選びに実りある時間になった。今週の大会で『優勝もしくは2位(有資格者がなった場合繰り下がり)』、もしくは大会終了時の『メルセデス・ランキング(MR)上位3名』には、7月30日開幕の「AIG女子オープン」(全英)出場権が与えられる。現在MR3位の菅にとっては、2度目のメジャー挑戦のため大きなチャンスでもある。リンクスに、このオレンジが映える可能性も十分に考えられる。また同じく全米組の小祝さくらも、この新作を試したひとり。現在は『テンセイプロ ホワイト 1K』を使用するが、「あまりしなりすぎるものは好きではなく、しっかりしたものが好み。悪くなかったですね」と、最初から違和感なく振れた様子だった。これまでオレンジと言えば、手元側の重量感を出すカウンターバランス設計というのも大きな特徴のひとつ。ここでは「今まで手元調子しか使ったことがない」というツアー通算3勝の大里桃子もテストをしたが、「初めての感覚」と評価した。もちろん、これはポジティブな意味。その後には「あり。球の食いつきがよくなるしなり方で、フェースに乗っている感覚もありました。しっかり振ってもブレが大きくない」とつづけた。弾性率と強度の両立を果たした画期的なカーボンファイバー「MR70」や、緻密でしなやかな1Kクロス材などの高性能素材を使用するシリーズは、プロツアーを戦う選手にもファンは多い。会場では他にも飛ばし屋の穴井詩らが実際に試し、好感触の様子を見せていた。この新作はどんな“進化”を遂げているのか、正体が明かされる日を待ちたい。(文・間宮輝憲)