身長なんて関係ない? 西村優菜が1アンダー発進を切った(撮影:南しずか)
<KPMG全米女子プロ選手権 初日◇25日◇ヘイゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)◇6760ヤード・パー72>ツアー未勝利のユン・イナ(韓国)が9アンダーをマークするなど、午前組がスコアを伸ばした一方で、午後組は停滞ムードとなった。そのなかで西村優菜は、午後組の日本勢では唯一のアンダーパーをマークした。
【写真】デ、デケえ… 身長40cm差を収めた2ショット
スタートからボギーが先行し、前半は1オーバー。さらに後半10番でも3パットを喫してボギーを叩き、苦しい展開が続いた。この時点で2オーバーとリーダーボード下位に沈んでいたが、13番パー3で3メートルのバーディパットを沈めたのを号砲に、3連続バーディを奪取。一気に“借金”を返済すると、終わってみれば4バーディ・3ボギーの「71」で回り、1アンダーの“貯金”を作り、27位タイで2日目を迎える。フェアウェイは1回しか外さない安定したティショットに加え、「悪い流れのなかでいいショットも出ていた」と、72.2%(13/18)のパーオン率が後半の巻き返しにつながった。「終盤にしっかり集中力を切らさずにできたことがよかった」と、手ごたえを得る一日となった。午後組で奮闘した西村は、20歳のヘレン・ブリエム(ドイツ)らと同組でのラウンドとなったが、その身長差はもはや“注目組”と言っていいだろう。昨年12月のQシリーズ(最終予選)でトップ通過を果たしたブリエムのことは、190センチの長身ゆえに「大きい人いるなぁ」と同会場で認識していた。150センチの西村と40センチの差。「めっちゃデカいし、靴もデカいし、めっちゃ飛ぶし」。目線を合わせるだけで見上げてしまいそうな体格差と、そこから繰り出される規格外の飛距離に笑うしかなかった。「『あんなボール打ってみてぇ』って思いました。左行ったと思ったら全部バンカーを超えてフェアウェイじゃん」この日、ブリエムのドライビングディスタンスは271.6ヤードで全体8位。一方の西村は229.3ヤードで152位ながら、スコアでは2オーバー・98位タイのブリエムを大きく上回った。午後組で、かつ最終組のラウンドとなり、ホールアウトは午後7時半を優に超えていた。2日目は午前組。「寝ます!」と締め、まずは休息に充てる。(文・齊藤啓介)