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ルーキーV・倉林紅は小学生からヨネックス愛用 苦手なパットとバンカーを克服したPT&ウェッジにこだわり【勝者のギア】

2026/07/06 14:13

ルーキー&宮城勢初Vを遂げた倉林紅の14本(写真・米山聡明、ALBA)

<資生堂・JAL レディス 最終日◇5日◇戸塚カントリー倶楽部 東コース(神奈川県)◇6487ヤード・パー72> ツアー史上最多となる7人プレーオフを制したルーキー、倉林紅(こう)。98期生一番乗りとなる優勝を挙げて、宮城県勢としてツアー初Vも果たした。3度目の挑戦で昨年のプロテストに合格した21歳は、自身の苦手部分をクラブで補っていた。その優勝ギアに迫った。 【写真】バンカーの苦手を克服した 倉林特製のソール形状『SM11』 小学校高学年の頃から10年以上ヨネックスのクラブを愛用する。キャディバッグを覗くとウッド類とアイアンはヨネックス社製が並んだ。ドライバーは2022年発売モデルの『EZONE GT Type425』を使い続ける。「小ぶりなヘッドで、それがしっかり当たる感覚があります。飛距離も出ますし、気に入っています」と操作性と飛距離性能から手放せない。 3番と5番ウッドは最新モデルの『EZONE GT』を当週から投入した。「3週ぐらい前から納得のいく球が出なくて、毎週ウッドを替えていましたが、やっといいウッドに巡り合えました。左のミスが多かったのですが、それを消すことができたと思います」とタイトなホールでも攻めのゴルフにつながったという。 アイアンは2022年発売モデルの『EZONE CB511』を6番からPWまで入れる。「高校時代から使用しているが「ソールに厚みが合って安心感があります。ライが悪いところでもしっかり当たってくれる感じが私は好きなんです」と、ライを選ばずに狙い通りの球を打てる面を重宝する。 慣れ親しんだクラブを中心にそろえているが、初優勝に大きく貢献したのがウェッジとパターだ。「練習ではホームランが多くて…半イップス」というバンカーには悩みが尽きない。プレーオフ1ホール目では2打目がガードバンカーにつかまったが、80センチに寄せてパーセーブし、胸をなで下ろした。 58度のウェッジはシーズン中も試行錯誤し、バンスの形状違いを数本持ち歩いているという。今大会は2日目と最終日はボーケイ『SM11』のKグラインドのバンス6度を使用した。幅広ソールが大きな特徴で、ボーケイシリーズでもっとも寛容性が高いモデルだ。 よく見るとソールの後ろ側、トレーディングエッジが大きく削られている。「バンカーもいいし、フェアウェイからフェースを開いてもあまり(バンスが)出てくる感じがしなくて、両方使えるので武器になります」。幅広ソールのため少ないバンスでもしっかり効くし、トレーディングエッジを削ることで当たりすぎを抑えて、苦手克服につながる1本に仕上がった。 また、シーズン当初はショートパットに悩んでいた。「エイムポイントを取り入れて、しっかり傾斜の感覚をつかむようにして、ラインを決め打ちできるようになった」と中盤戦以降は改善。最後のピースになったのが、2週前から使うテーラーメイドの『TPコレクション ブラック デルモンテ』。幅の広いブレードタイプだ。初日から1~3メートルの距離を沈める回数が多かったといい、今週もっとも活躍したクラブに挙げた。 「もともと同じヘッドのトラスを持っていたのですが、違うネックが使いたくて…」とクランクネックのモデルを用意。トラスと重量を合わせるために、ソール部には鉛がベッタリ貼られている。「少し重めなので安心感があり、ミスにも強いです」。狙ったところに打てるパターが見つかったことも、初優勝につながった。 【倉林紅 セッティング】1W:ヨネックス EZONE GT Type425(10.5度/カイザM 5S)※22年モデル3・5W:ヨネックス EZONE GT(16・18度/カイザF 6S)4U・5U:ヨネックス EZONE GT(22・25度/カイザU 6S)6~PW:ヨネックス EZONE CB511(N.S.PRO 850GH S)※22年モデル48度:ヨネックス EZONE W501(N.S.PRO 850GH S)52度:タイトリスト ボーケイSM10(N.S.PRO 850GH S)58度:タイトリスト ボーケイSM11(N.S.PRO 850GH S)PT:テーラーメイド TPコレクション ブラック デルモンテBALL:タイトリスト プロV1x