ジョン・ラームが2023年以来のPGAツアーに出場する(撮影:GettyImages)
<ジェネシス・スコットランド・オープン 事前情報◇7日◇ザ・ルネサンスC(スコットランド)◇7282ヤード・パー70>LIVゴルフを主戦場とするジョン・ラーム(スペイン)が、米欧共催の「ジェネシス・スコットランドオープン」に出場する。2023年12月のLIVゴルフ移籍以来、初の米国男子ツアー(PGAツアー)出場となる。
【写真】コンパクトにぶっ飛ばす…ラームの爆速スイング
開幕2日前の7日、会場となるスコットランドのルネッサンスGCで行われた公式会見で、ラームは「この大会に戻ってこられて本当にうれしい。この機会を与えてくれたDPワールドツアーにとても感謝している」と喜びを口にした。現在もLIVゴルフの選手はPGAツアーに出場できない状況が続いているが、ラームは4月にDPワールド(欧州)ツアーと和解が成立。罰金を支払ってメンバー資格を回復したことで、今大会への出場が可能となった。同大会への出場は2022年以来。「とてもエキサイトしている。このコースは素晴らしい。ファンも素晴らしい。次週の全英オープンへの大きな準備となる」と笑顔を見せた。一方で、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)、同2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)らトップ選手が顔をそろえる一戦についても、「そこは何も変わらない。いつもと同じ試合の一つだ」と冷静さを崩さなかった。会見では、LIVゴルフの将来についても言及した。サウジアラビアの政府系ファンド(PIF)が資金提供から撤退し、来季以降の存続が危ぶまれる中、巨額の報酬を得ている選手たちに投資を求める声も出ている。LIVゴルフ側から投資の依頼があったかと問われると、ラームは「ない」ときっぱり。「聞かれたことはないし、本当に聞かれるか分からない」と否定した。その上で、仮に依頼があった場合については「絶対にない、と言えることはないということを僕は学んだ。何が起こるか、起こらないか、僕は何も言えない」と慎重な姿勢を示した。なお、ラームはLIV移籍以前、「LIVゴルフには絶対に行かない。お金は十分にある」と発言していた経緯もある。次週に控える全英オープンに向けては「次週の全英に向けて良いテストになる。コースも出場選手も、まるでメジャーが2週間続くようだ」と声を弾ませた。(文・武川玲子=米国在住)