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5671日越しの初Vなるか 仲宗根澄香が2日連続『65』「怖いです」

2026/07/10 16:01

34歳の仲宗根澄香が初優勝へ突き進む(撮影:福田文平)

<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 2日目◇10日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6700ヤード・パー72>初Vを狙う34歳・仲宗根澄香の勢いが止まらない。2日連続でトーナメントコースレコードに並ぶ「65」を叩き出した。首位発進した初日に続いてボギーはなし。トータル14アンダーに伸ばしたプロ16年目のベテランは、充実の笑みを浮かべた。 【写真】河本結さん、きょうも気合いのノースリーブ 「怖いくらいです。でも、ミラクルショットを打っているわけじゃない。自分ができることに1打1打、フォーカスした結果かなと。怖いけど、理由はあると思っています」梅雨がなかったはずの北海道は、初日もこの日も雨が降り続いた。でも、雨中のラウンドは嫌いではない。「傘に当たる雨の音が好きです。いろいろやることは増えるけど、集中できる。落ち着きます」。7バーディを奪った。4つのパー5は7メートルを沈めた3番、残り109ヤードの3打目をピンそば90センチにつけた11番などすべてバーディ。秀逸はチップインで締めた最終18番パー4だった。現大会名となり、会場も現在のコースとなった2023年以降、425ヤードの18番は毎年最も難しいホールとなっている。今年も初日の平均ストロークは「4.3833」の最難関。だが、「今週はすべてがかみ合っている」とピンまで残り31ヤードを直接カップに放り込んだ。「グリーンには乗らない。花道に置いて、手前から…。イメージ通りでした」と大量の水分を含んだ右ラフから残り217ヤードの2打目をグリーン近くまで運び、58度のウェッジで沈めた自賛のチップインバーディだった。TP単年登録(現在は制度廃止)した2011年にプロになった。このまま優勝のゴールに飛び込めば、プロ転向から5671日での初V。1988年のツアー制度施行後の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)入会者としては、鬼沢信子の7242日に次ぐ、史上2番目のスローVとなる。34歳188日はツアー史上10番目の年長初V。これまで2020年「日本女子オープン」と24年「ゴルフ5レディス」の3位が最高だった苦労人に、デビューから266試合目で初優勝のチャンスが訪れた。「毎日やるべきことをコツコツやっていれば、いつか優勝できる日が来るんじゃないかと信じて、やってきた。今週は少しいい方向に向いているのかな。あと2日、思ったように打ってもきょうまでみたいに、うまくいかないこともあると思う。いろんなことを想定してやっていきたいです」下部のステップ・アップ・ツアーでは6勝している。16年は6月26日が最終日だった「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で初優勝を果たし、変則日程でそのわずか4日後が最終日だった「日本臓器製薬ABC杯」で2勝目を挙げる離れ業も演じたことがある。勝つ術は知っている。「長年ゴルフをやってきて、自分の性格は理解しています。ゴルフはコントロールできないけど、いつも通りのコツコツはコントロールできる。変わらずにやりたいです」。最大の敵は自分自身だ。「あまり伸ばし合いにならない」というのも雨の日が好きな理由の一つだが、そのなかで誰よりもスコアを伸ばした。“ずるい”くらいの快進撃。雨予報の決勝ラウンド2日間も34歳のばく進は止まりそうにない。(文・臼杵孝志)