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契約フリーの永井花奈はシャフト変更後に2位、優勝 ウェッジの工夫は意外な理由【勝者のギア】

2026/07/13 14:32

クラブ契約フリーの永井花奈が9年ぶりの勝利(撮影:福田文平、ALBA)

<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日◇12日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6700ヤード・パー72>8年256日ぶりに勝利を手にした永井花奈が大粒の涙を流した。初日を終えて19位タイ。2日目にトップ10に入ると3日目には「63」をマークして首位奪取に成功。最終ラウンドでもスコアを3つ伸ばして逃げ切った。 【写真】アッタス! これがウワサの新シャフト 今年はクラブの“契約フリー”で戦う永井。2019年から昨年まで長らくヤマハと契約を結んできたが、同社がゴルフ用品事業からの撤退を発表したのが今年2月。実はそれ以前、昨年末には今季のフリーを決めていたという。「選択肢が増えて迷うこともあるけど、最初の試合からハマってくれたのが自分の中では大きいと思います。そこからいい流れで、余裕をもってできたので、その後も微調整とかもできた」。不安を抱えながら入った今シーズンは、開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」で優勝争いを演じて2位。この結果がプラスに働いている。今季はスタートからバッグインしたテーラーメイドのクラブが活躍。ドライバーは『Qi4D LS』を使用してきたが、実は先月からシャフトを変更している。3カ月使ったUSTマミヤの『ATTAS RXウルトラブラック』から『ATTAS RXピュアブルー』に変更。「今までは頑張って振ってボール初速63m/s出るかどうかだったのに、U-NEXTの中継を見ていたら普通に振って63m/s出ていました」と、画面に映った自身のスイングスピードに驚くほどの変化が見えたという。元々飛距離が出るほうではない永井。「今は飛距離にこだわっていて、初速が一番出たセッティングにして、フェアウェイに行ったらいつもよりちょっと飛んでいる。飛ばすところはクラブに頼っています」と、ベストな組み合わせを探し出した。このスイッチ後には惜しくも敗退したが「資生堂・JALレディス」でプレーオフに進出。そして今回の優勝と、ティショットでは自信をもってスイングができているといえそうだ。グリーンを狙うアイアンにも永井ならではのこだわりがある。「グースネックが好き」というように、少しロフト角が立っているモデルでも、球を包み込むややグース仕様のテーラーメイド『P8CB』を使用。「一生使います(笑)」という慣れ親しんだヤマハのユーティリティーとともに高いパーオン率(今季10位)に貢献している。ウェッジにまつわる話もおもしろい。『ボーケイ SM10』の3本立てから48、54度をテーラーメイド『MG5』にスイッチ。「ネリー・コルダさんが上2本だけテーラーが入っているんです。ちょっとマネてみようと思って(笑)」と意外な思惑もあったよう。そのうえで、今大会は北海道開催のため、洋芝対策としての工夫も施して一番下を60度から58度に変更した。およそ9年ぶりの2勝目は試行錯誤のすえにつかんだもの。3勝目に向けてさらに技術、クラブも磨いていく。【永井花奈の優勝セッティング】1W:テーラーメイド Qi4D LS(9度/USTマミヤATTAS RXピュアブルー 5R)3,5W:キャロウェイ ELYTE チタニウム(15、18度/LIN‐Q ブルーEX 5R)3,4UT:ヤマハ RMX DD(19,22度/テンセイ1K HY70 R)6I~PW:テーラーメイド P8CB(N.S.PRO 850GH R)48,54度:テーラーメイド MG5(N.S.PRO 850GH R)58度:タイトリスト ボーケイSM10(N.S.PRO プロト R)PT:テーラーメイド スパイダー ツア-VBALL:タイトリスト PRO V1