左上から時計回りに吉川桃、山下心暖、神谷桃歌、永嶋花音(撮影:上山敬太)
<大東建託・いい部屋ネットレディス 事前情報◇22日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>国内女子ツアーの会場で、フットジョイが恒例のシューズフィッティングを実施した。今回用意されたのは、ランニングシューズのようなデザインが特徴の『FJクオンタム』の新モデルだ。実際に足を通したフットジョイ契約の女子プロたちはどのような印象を抱いたのか。
【写真】雲の上の履き心地 「FJクオンタム」新モデルを接写
練習ラウンド前の試し履きで好感触を得た吉川桃は、「良かったので、これで行ってみます」と、そのままクオンタムを着用してコースへと向かった。「初めましてと思えないほど履きやすかったです」。靴ズレや違和感もなくプレーできたという。足幅が広く甲も高い、いわゆるハイアーチタイプの吉川は、これまで自身に合うシューズに悩まされ、「すぐに痛めたりする」経験も多かった。しかし、前回のモデルから「その日履いてそのまま慣らすことなく、スタートできてしまうぐらい履きやすい」と太鼓判を押す。一般的にアッパー(甲部分)が硬いシューズは履き慣らしが必要とされるが、同モデルは着用直後から足になじむ点が大きな特長だ。前作からの進化については「(アドレスしたときに)ピタッと地面を感じることができる」と評価。接地感の高さが「つかみやすいし、歩いていても楽です」と安定感につながっている。また、アッパーには通気性と防水性を兼ね備えたメッシュ素材を採用。灼熱のコンディションとなる今大会においては「それがめっちゃ助かります」と、その機能性にも手応えを示した。今年の「資生堂・JAL レディス」で2位に入るなど、注目の若手でプロ2年目の神谷桃歌もフィット感の向上を実感している。「(靴のベロの部分が)少しきつくなっていいです。紐の穴が増えて、ギリギリまで締められるようになったので、動きにくくなったのがすごくいい」。さらに「締まるのがあまり好きではないんですけど、傾斜とかライが悪いところでも上手く打って行けそうな感じがするので、ちょっと(締めることを)やってみようと思いました。履き心地もやわらかくなったように感じて、歩きやすいかなと思います」。アッパー性能についても「雨のときとか(水が靴の中に)入ってきてしまうのかなと思ったんですけど、防水機能もついていると言われたので、すごく安心です」と信頼を寄せた。永嶋花音はワイド設計と柔軟性を高く評価する。「すごいワイドになっていて、甲の部分がやわらかいから、めっちゃ履きやすかったです。歩いているときもいい。フィット感があります。軽いのと、構えたときのホールド感がいいです。やわらかさとフィット感で疲れなさそうです」。水曜日にラウンドで履いてみて、試合で使うかを決める予定。「すぐに履けるぐらいやわらかい。硬いのは、めっちゃ慣らさないといけないけど、(今回は)いけそうな感じがします」と、その即応性の高さから実戦投入にも前向きな姿勢を見せた。宮澤美咲も第一印象は上々だ。「やわらかいし軽い。涼しそうにも感じます。(カカトの部分)がモチモチしている感じです」と、履き心地の良さを実感した。
山下心暖は「いままでずっとナイキを履いていたんですけど、幅に合わせてしまっていて、(つま先の部分が)かなり余っていたんです」と、横幅に合わせた結果、縦寸が合っていなかったという。その後試したシューズでも「ヨコもタテも余っていた」といい、硬さから傾斜の感覚をつかみにくく、マメができた経験もある。そうした中で出会った同モデルについては、「すごく履きやすい。マメもできないし、足も全然疲れない」と高評価。ジュニア時代からスパイクを履き続け、同モデルが初のスパイクレスとなるが、「滑るか、滑らないかを心配していたけど、大丈夫でした」と懸念材料は解消された様子だ。「運動靴みたい。軽いし、すごくいいです」とし、最終的な使用は水曜日のラウンドで判断する見込みだ。前作から使用しているという池ヶ谷瑠菜は、「今年のサロンパスからクオンタムシリーズを履いていて、お気に入りです。今回のはどうなのかなと思ったんですけど、ヨコが締まった感じがして、遊ばなくて、ホールド感があると感じました」と、一体感を得ていた。同社が実施している足の診断を通じて、自身の特徴を再認識する選手も多く、機能面への評価も高い。「通気性の期待はできます。とても暑いので」「スパイクレスで滑りやすいのかなと思ったけど、そんな感じでもなくていい感じです」といった声も聞かれ、通気性やグリップ性能に対する信頼も高まっている。実戦での即応性と快適性を兼ね備えたモデルとして、高い評価を集めていた。(文・高木彩音)