ツアー2勝目へ。首位と2打差で決勝ラウンド進出(撮影:上山敬太)
<大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目◇24日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>主催の大東建託に所属する吉田鈴が、「照準を合わせてきた」舞台で奮闘している。3位で迎えたこの日は、初日に続きボギーなしのプレーを続け、5バーディを奪って「67」をマーク。首位と2打差のトータル11アンダー・2位タイで週末に進んだ。
【写真】思わず見返す一枚 吉田鈴の華麗なドレスアップ
大会前には、この特別な一戦への思いを話していた。「アマチュアの時から出場させてもらっていて、去年は予選落ちをしたので、リベンジというか、まずは4日間、ちゃんと最後まで戦い切りたいです。日頃からお世話になっている大東建託さんに恩返しができるように頑張ります」。まずは、4日間を戦うという目標は達成だ。30度を超える暑さのなか、午後組でアウトからティオフ。1オンチャレンジホールの5番パー4で2オン1パットのバーディを先行すると、続く6番でもスコアを伸ばした。チャンスにつける場面が多かった後半は、惜しくもパットを外す場面もあったが、3つスコアを伸ばしてホールアウトした。「久しぶりにトップ10で決勝ラウンドを迎えられる。それが大東建託さんの試合なのはうれしいです。照準を合わせていた試合でしっかり結果を出せているので、この辺は調子の合わせ方が上手くなったなと思います」「NTTドコモビジネスレディス」(4月30~5月3日)から今大会まで13試合連続出場。さすがに疲労も蓄積している。「集中力が保てないことが良くない。試合前に頑張りすぎてしまって、最終日に失速することが多かった。その辺の調節が難しいなって最近は感じています」。疲れを次戦に持ち越さないため、ラウンド前後の練習時間を減らすなど体力維持に努めている。その一方で、「練習量が少なくなって、ヘッドスピードや体のキレとかも落ちてきていると感じます」と影響も。「素振りとか基礎練習など、オフシーズンにやっていたことが少し崩れ始めている感覚があるので、それを戻そうと頑張っています」と、連戦のなかで結果にこだわりながら、試行錯誤を重ねる。練習時間を減らしても、欠かさないのがウォーミングアップだ。「私は練習前のアップで決まると思っているので、そこは毎朝1時間やります。そこで絶対に自分の違和感があるところは消していっているので、その辺は不安なく(コースに)出ていけている理由かなと思います」。以前は「アドレスの違和感」を覚えることもあったが、スタート前の準備を丁寧に行うことで、「その辺の違和感が最近はなくなってきています」と手応えを得ている。今季は、昨年のメルセデス・ランキング(MR)51位の準シードで前半戦に出場。6月の「ヨネックスレディス」では逃げ切りでツアー初優勝を果たした。現在はMR11位につけている。ツアー2勝目をホステス大会で――。「ヨネックスのときとは、だいぶ展開が違うと思う。最後はパター勝負になると思います。集中力、体の回復次第ですね。どれだけケアして、準備ができるかだと思います」。この暑さのなかで、鍵を握るのは体力と集中力。徹底した体調管理で優勝戦線に踏みとどまり、最終日へとつなげたい。(文・高木彩音)