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「単独やん。びっくりしました」 19歳・加藤麗奈が自身初の単独首位で決勝へ

2026/07/25 06:33

加藤麗奈がツアー初優勝へ名乗りを上げる(撮影:上山敬太)

<大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目◇24日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>19歳でプロ2年目、兵庫県出身の加藤麗奈が自身初の単独首位に立ち、決勝ラウンドへ進出した。「出るからには一応上位を狙っているんですけど、ここまでできるとはちょっと思っていなかったので、自分が1番びっくりしました」と、思わず笑みをこぼした。 【写真】大爆発「64」に本人もビックリ? 今大会を迎えるまでのツアー自己ベストは「68」だったが、初日に「67」で更新。さらにこの日は1イーグル・7バーディ・1ボギーの「64」をマークし、再び自己ベストを塗り替えた。試合外では「63」を記録した経験があり、昨年、優勝を飾ったステップ・アップ・ツアー「ロイヤルメドウカップ」最終日にも「64」を出しているが、レギュラーツアーでの更新については「違います」ときっぱり。「やっぱりレギュラーのほうが難しいですし、選手層も高いので、すごくうれしいです」と笑顔を見せ、喜びを表した。インからスタートし、前半で3つスコアを伸ばすと、後半は一気のバーディラッシュ。4番でボギーを喫したものの、続く1オンチャレンジホールの5番パー4(256ヤード)ではティショットがカラー止まりとなり1オンは逃したが、約5メートルを沈めてイーグルを奪取。その後も6番で1.5メートル、7番で10メートル、8番で1メートル弱、9番で3.5メートルを沈め、4連続バーディで一気にリーダーボードを駆け上がった。最終9番でリーダーボードを確認した際の心境について問われると、「(首位)タイはいると思っていて、あ、“単独やん”みたいな。びっくりしました」と、それまでの標準語から思わず関西弁が飛び出した。好スコアの要因はショットにあり、「きのうからショットがずっと良くて、そこでスコアを作れている」と振り返る。パーオン率は2日間で83%(30/36)と高水準を記録した。2023年、大阪・好文学園女子高2年時に左くるぶし下を疲労骨折。これを機にゴルフに専念できる環境を求め、通信制の大阪ルネサンス高へ編入した。翌24年、JLPGAプロテスト2次予選を突破したあと、9月に同箇所を再び疲労骨折するも、見事合格を果たした。現在は「骨は治っているんですけど、痛みはゼロではない」状況。骨折の影響が残る中で戦っている。しかし同年11月下旬の最終QTは、完治しないまま出場し、2日目終了時に途中棄権。プロ1年目はQT104位の資格でスタートし、下部ツアーが主戦場となった。それでもデビューイヤーにステップ・アップ・ツアーで初優勝を挙げ、今季はQT7位の資格でレギュラーツアーに参戦している。第1回リランキングは29位。9月の第2回に向けてポイントを積み上げたい状況で、今季の目標は「シードを取ること」だ。今年は心境にも変化があった。「ここ最近、予選通過できるようになって、その前までは予選通過を気にしすぎていたんですけど、最近はそれよりも『上位に行くことを目指して頑張るか』、というのもあります」と、試合に臨む意識が変わってきた。さらに「同い年の子がめっちゃ活躍している。福田萌維(めい)ちゃん、鳥居さくらちゃん。そういうのは刺激になりますし、“負けてらんないな”っていうのはある。予選を通るようになって、少し慣れてきた部分もあるので、上位を目指すことだけを最近意識してやった」と、同級生の活躍も大きなモチベーションになっている。初めて単独首位で迎える決勝ラウンド。「初めての経験なので、さすがに緊張するとは思う。いつも通りのプレーがちゃんとできるように、まずは心がけたい」と意気込む。シード獲得へ向け、大きな一歩となる戦いに挑んでいく。(文・高木彩音)