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焦燥感から終盤に狂い 原英莉花が戦っていた恐怖心「全部ボギーに…」

2026/07/26 07:01

首位と7打差で最終日へ(撮影:ALBA)

<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 3日目◇25日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6543ヤード・パー72>3日続けてのアンダーパーとなる「71」で3日目を終えた原英莉花だったが、ラウンド中、特に終盤は湧き上がってくる恐怖心とも戦っていた。 【写真】原英莉花のもぐもぐタイム 10番までに3つ伸ばしながら、15番パー3で1つスコアを落とすと、気持ちのざわつきを感じ始める。「ここから難しいホールが続く。変なイメージもついてしまって、もう全部ボギーになるんじゃないか」。そんな考えを振り払うのに精いっぱいだった。トータル4アンダーの4位から出たこの日の立ち上がりは上々だった。2番は軽いつま先下がり、左足下がり、さらにフェスキューも混ざる左ラフからの2打目。「左からのアゲンストだったので、左はすごく嫌だったんですけど、意を決してしっかり振り抜いていきました」。残り158ヤード先、グリーン左奥にあるピンを8番アイアンで狙い、これを1メートルにさした。すると続く3番パー5もバーディ。理想的な流れを作った。ただ、焦りの方が大きかった一日。時折、小走りするシーンが見られたのだが、これにはワケがある。「プレーが遅くなってるかなと思って急ぎ出したところから崩れました。パッと決めて打てるほど調子がよくないし、一生懸命考えるのに時間を使ってしまった。それで急いで走らないとって。コースではずっと汗をかいてました」。3日目は2人1組でのプレー。スピード感のある周囲のペースに合わせようとしたことで、リズムに狂いも生じた。17番は落ち着きを取り戻すように、フェスキューから残り58ヤードの2打目を果敢に狙った。「ライは悪かったけど、ボギーを打つイメージは湧かなかった。5ヤード以内に寄せればバーディチャンスかなと思ったんですけど、ちょっと残念でした」。結果はグリーンを外し、そこからのアプローチが寄らず入らずのボギーに。救いは訪れなかった。推薦で初出場だった2024年は、悪天候のなかでのプレーを余儀なくされ、ボロボロに打ちのめされている。今回が2度目の出場になるが、大会中は常にその恐怖心を吐露していた。上位につけていても、それに関係なく焦燥感はこみ上げる。首位と7打差のトータル5アンダー・3位タイで迎える最終日。何が起こるか予想できないコースは、“割り切ること”さえも隙につながるように感じている。「割り切ってしまうと、ボギーしか打たないと思ってしまう。1個ボギーが出始めたら、ずっと続くかもという不安を感じながら。割り切りながらプレーはしてるけど、締めていかないといけない気持ちもあります」。しっかりとバーディへの意識を持てるか。それも最終日の行方を左右しそうだ。トータルアンダーパーの選手は、初日が13人、2日目に10人となり、最終日を前についに7人になった。そのなかのひとりであるという自信も胸に戦いたい。「できるところまで、自分ができるベストを尽くしたい」。残り1日は、ひたすら上を見続けていく。(文・間宮輝憲)