USTマミヤが中調子の新作『ATTAS RX PURE BLUE』の9月3日発売を正式発表した。発表前から注目された理由は、クラブ契約フリーの永井花奈の復活優勝にある。『Qi4D LS』に装着し「一番初速が出る組合せ」と話し、投入直後から2位になり、その後も優勝争いを重ねる好調に転じたことが話題になったからだ。
【画像】永井花奈の使用ギアを1枚ずつチェック
前作『SUNRISE RED』、前々作『ULTRA BLACK』に続くRXシリーズの3作目でポジションとしては名器『The ATTAS V2』の直系にあたる“ニュートラルな中調子”。しかし製品担当者に聞くと、単なる「王道・クセなし」という言葉では片付けられない挑戦が浮かび上がってくる。 ■ バットやラケットに学び、手元をテーパーに! 今回の『PURE BLUE』における最大のトピックが新技術「TAMOテクノロジー」の搭載だ。従来のシャフトはエンドから100mm付近の手元側を「パラレル(平行)」に設計するのが常識だったが、製品担当の田野弘幸氏によれば、今回はその根底を問い直したという。
野球のバットやテニスラケット、ビリヤードのキューなんかもそうですが、“力を伝える道具のグリップ部”には必ずテーパー(傾斜)があります。ゴルフでも、握る時は小指側に力が入る。小指側には神経が通っていて、ここがしっかり握れることが実はゴルフでもすごく大事なんですよ。ホールド感が足りないと無駄な力が入って手元が暴れてしまうのです」(田野氏) あえて手元側になだらかなテーパーを付けることで、握りの安定感とコントロール性を向上。さらにシャフト最内層の90度トルク層で潰れを防ぐ「Tri-Syncテクノロジー」や、先端に配置された「トレカM40X」+「4軸カーボン」が連動。ロボットテストでは、従来の中調子の名器『The ATTAS』や『同V2』に比べてトウダウン角が約4度から3度に減少したという。
「トウダウン量が減るとアドレス時へ正確に戻しやすくなり、ゴルファーが自覚しないうちにインパクトが安定します。変にシャフトが邪魔をしないので、最新の高MOIヘッドの動きも殺さない傾向が出ています」(田野氏) ■ あえて「SX」を廃止し、ゴルファーを迷わせない スペック面で物議を醸しそうなのが「SXフレックスの廃止」だ。USTマミヤといえば、R, SR, S, SX, Xと細かくスペックを用意するのがお家芸。しかし今回、50g台からは「SX」が姿を消した理由について田野氏はこう本音を明かした。
「正直に言うと、量販店さんやメーカーカスタムで『SXって何? SとXのどっち寄り?』と迷わせてしまうケースが多かった。また、他社さんのスペックと並べた時に選択肢が多すぎて弾かれてしまうことも。今回は一番需要の多い『50S』を軸にシンプルに整理しました」(田野氏) さらに背景には「ユーザーの軽硬シフト」も一因だとか。かつて「6S」で叩いていた層が「5S」へ移行、さらには「4X」を求める動きも加速中。今回40g台に「X」を用意したのもその一環。トルクは敢えて緩めに設計しており、歴代屈指のクセのない“ど真ん中”の振りやすさを追求しているという。 【製品概要】製品名:ATTAS RX PURE BLUE 発売日:2026年9月3日(木) 価格:49,500円(税込) 調子:中調子(ミッド) スペック展開:●40g台/R, SR, S, X●50g台/R, SR, S, X●60g台/S, X●70g台/S, X